2012年5月12日 (土)

風に呼び駆ける・演劇公演のお知らせ

演劇公演のお知らせです。
2012年5月23日から5月27日まで、荻窪かいホールにおいて、園田英樹作・演出による演劇『風に呼び駆ける』を上演いたします。
おなじみのポケモンサトシ役の松本梨香さんや、おなじみの田中優樹さんが出演します。
人生の岐路にたっているマラソンランナーが、フリースクールに集う生徒たちとのかかわりを通して、人生を見つめなおして行くという物語です。
僕の作品の中では、珍しくシリアスな内容です。
タイムテーブル
5月23日(水)19:30開演
5月24日(木)14:00  19:30
5月25日(金)19:30
5月26日(土)14:00  19:30
5月27日(日)13:00  17:00
会場・荻窪かいホール
http://kai-hall.com/access.html
ぜひ見てもらいたいです。
チケットの予約は、以下のサイトでできるようになっています。
http://ticket.corich.jp/apply/35244/006/
直接僕に連絡していただいてもかまいません。
よろしくお願いします。

園田英樹

Dscf1060

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2012年3月27日 (火)

園田が考えた韓流ドラマのストーリー案

園田英樹が、韓国ドラマを研究して、ストーリーを考えて見ました。

架空の新作韓国ドラマ的ストーリー案(企画書風に)
ジャンル
○ラブコメディ
タイトル
○『さよならプロジェクト』(仮題)
企画意図とテーマ
○最強のおせっかい女登場。人のためになることなら、なんだってやる! それが彼女の生き方!
○大好きな人には、幸せになってほしい。
○自分が幸せになれるのは、愛する人が幸せであること。
○複雑な三角関係。
○難病にかかった女が、友人のことを思って、自分の大好きな二人をくっつけようとする。
  そのおもいやりが、思わぬ三角関係を生み出してしまう。

ストーリー案
○主人公のユミ28歳は、明るく積極的な性格、父親の経営している会社の一部門であるドラマ製作部門をまかされるほどのやり手の女性だ。
○ユミには、小学生からの親友であるウナ(28)がいる。ウナとは幼稚園のときからの親友。やさしい性格でひっこみじあん。いつもユミがウナを守ってきた。
○二人はまるで姉妹のように二十年間つきあってきた。(幼稚園のときに、ウナがユミの命を救った過去がある)
○ウナは、ユミとちがって、いたって普通の家庭の育ち。どっちかというと貧しい。そして恋愛に関しても、積極的なユミとちがってウナは奥手。というか奥手すぎた。自分はブスでもてないと思いこんでいたせいで、ずっと今まで一人できてしまったのだ。恋愛経験なし、28歳、もちろん処女である。
○何年か海外で暮らしていたユミが、ソウルで映画会社を経営することになってウナの前に帰ってくる。
○ユミには、一つ大きな事情があった。
  脳に手術不能の腫瘍ができていて、自分の余命が残り少ないということがわかっていたのだ。
 自分の残された時間を、自分の大好きな人たちのために使いたいと思ったユミは、最強のおせっかい女となったのだった。
○ユミの気がかりは、親友のウナがいまだに恋愛もせず、処女なこと。ユミは、なにがあってもウナには幸せになって欲しいのだ。
○ユミは、ウナに彼氏を作るための作戦を開始する。自分の最後の仕事は、親友のウナを幸せにしてやることだと決意したのである。
○ウナにとっては恋愛は恐怖の対象。
 28歳恋愛経験なし、処女でなにが悪い。そう開き直っている。あたしには好きなものがある。あたしは二次元で十分なの。
 そうウナは、アニメマンガ大好きのイラストレーターなのだ。ウナは、腐女子だった。
○ユミは、そんな腐女子のウナに、現実の男たちのよさを教えようとする。しかしウナには通じない。
 だがユミには残された時間が少ないのだ。
 映画会社の特性をいかして、ユミは有能なシナリオライターのジュンをスカウトする。ジョンは38歳。かつては売れっ子だったが、女優と不倫するというスキャンダルが出て、一時干されていた。どうしてもお金が必要なジョンはユミからのオファーを受け入れて、ウナの恋愛成就シナリオを考えることになる。
○いやがりながらもジョンはユミにふりまわされる。
○ユミとジュンは、恋愛プロジェクトを毎回考えて、それを実行することになる。彼らの周囲の映画関係者も、力づくで協力させるユミだ。(毎回、この趣向で視聴者を楽しませる)
○映画スターのタクとユミをくっつけようとする。
 最初は遊びのつもりだったタクだったが、ユミの純情さに感動して、しだいに彼女のことが気になって行く。
 しかしユミには、タクのおとしのテクニックも通じない。スターをふることになるユミ。
○ユミとジュンの恋愛プロジェクト。(シリーズの本数によってここは変化します)
○二人のプロジェクトにしかけられていると知らずにウナは、何人もの男性と会うことになる。そのたびにプロジェクトは失敗するのだが。(ウナは少しずつ変わっていくことになる)
○いつしかユミは、ジョンのことを好きになっている自分に気づく。
○ジョンも、ユミのことが気になっている。
○ユミは、自分の病気のことは隠しているが、ジョンはそれを知ってしまうことになる。(シリーズの後半で)
○ユミも、自分がジュンのことを好きになっているのだが、自分が死ぬということがわかっているので、本当の気持ちを伝えることができない。(好きだけど冷たくするユミに、ジュンは翻弄されることになる)
○ユミは、自分の一番好きな人と、ウナとが結びついてくれるといいと思う。
 自分の好きな人のジョンと、ウナをくっつける作戦をたてることにする。(最後のプロジェクト)
○ジョンとウナは、ユミの作戦がはまって、つきあうことになる。
 しかし、ウナは気がきではない。
○ジョンは、ウナのことが好きになるが、やはりユミのことを気になっている。
○ウナは、そんなジョンの気持ちに気づく。
○傷つくウナは、ユミにだまされていたと誤解してしまう。
○ウナに絶交だと言われてしまうユミだ。
○ユミの絶望。よかれと思ってしていたことが、大好きな人たちを、みんな傷つけてしまうことになってしまったのだ。
○ユミの病気も進行していた。彼女の体にも異変が現れる。
○そんなとき、ジュンはユミの病気のことを知ることになる。愕然とするジュン。
○絶望のままみんなの前から姿を消そうとするユミ。
○ジョンは、ユミのために、すべてをウナに話すことにする。
○ウナはショックを受ける。誤解していたことよりも、ユミの命に限りがあるという事実が。
○失踪したユミを必死で探す、ジョンとウナ。いままで彼らを邪魔していた人物たちも協力してくれる。
○ウナは、ユミとの思い出の場所に、彼女が行っているはずだと気づく。
○ウナはユミを見つける。最後のときを、大好きな人たちと過ごせて良かったと行って、ウナは意識を失って行く。
○エピローグ
○ウナは、積極的に成長している。イラストライターとして成功。
○ジョンもシナリオライターとして復活。次は監督として映画を作ることになっている。
○そしてユミは……(死んでいるほうがいいか、治って活躍していたほうがいいか。それは脚本を書いていく途中で決めましょう)

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2012年2月20日 (月)

五月に演劇の公演が決定

五月に、ユーキーズエンターテイメントのプロデュースで、作演出で演劇の公演をすることが決定しました。

出演者を決めるためのワークショップもはじまりました。

その様子の映像でつくりました。予告編的なものです。どんな稽古をしているのかも見れます。

見てください。

http://www.youtube.com/watch?v=7h6JIaxbUxY

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2012年2月19日 (日)

八王子シアタープロジョクトの公演

昨日は、市民劇団の八王子シアタープロジェクトの第四回公演『不思議の国のアリスの帽子屋さんのお茶の会』(作・別役実)を八王子のいちょうホールで見てきた。
昨年の夏にワークショップで、インプロを一緒にやったみなさんの公演だ。
なつかしい顔が、舞台の上で輝いていた。
観客のみなさんもあたたかく見守っている感じで、とってもいい感じの公演だった。
市民劇団のこういう活動は、もっとあっていいと思う。
ひろく演劇が、市民に浸透していくためにも。
今日までやってます

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2012年2月13日 (月)

脚本家修行

劇場で脚本家の伴一彦さんと会ってお話しできた。触発される。観劇の際の脚本家の目線に共感した。
以前脚本塾をやられてた時の、脚本家志望の人に課した練習の話が参考になる。
自分の書いたものを俳優に読んでもらうワーク。
脚本家にとっては本当にいい稽古になると思う。
もちろん映像と舞台とはメディアが違うので、表現を変えていかねばならないのだが、舞台の脚本を書いて自分の作劇とセリフを磨くのは脚本修行としては効果的であることは間違いない。

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2012年2月 6日 (月)

多摩美のFT

『大冒険ラブソング』の上演まであと四日になってしまった。今週の金曜土曜に、公演です。
昨日は、稽古を終えてから、多摩美の映像演劇学科に行って、2、3年のフィールドトライアルを見てきた。
映像、演劇、写真、造形の展示など。
かかわりのある生徒の作品を見てあげたかったのだ。
演劇二本、映像十本ほど、写真の展示、造形展示を見た。
演劇は二本とも短編だったが、ストーリーがあまりないタイプのもの。
映像は、実験的なものが多かった。
脚本を教えている講師の立場では、もっとストーリーがしっかりしたものを作る学生がいてくれるとうれしいんだけどね。
みんなもっとストーリーの大切さと、その効果を理解して欲しいと思います。
そしてストーリーを伝える方法は、まちがいなく技術力が必要だということを。
それをわかってもらうためにも、講師的な活動は続けようかと思います。

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2012年1月31日 (火)

五月のやる新作舞台のオーディションワークショップの情報

五月に、舞台をやります。

それに出演する俳優を募集しています。

ワークショップ形式で、芝居をつくりながら、俳優を決めていくというやりかたをとりたいと思ってます。

若い俳優さんとの新しい出会いが楽しみです。もちろんベテランの方たちも大歓迎。

おもしろい芝居をつくりましょう。

以下のリンクに募集要項をはってあります。

http://dl.dropbox.com/u/8035163/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E5%8B%9F%E9%9B%86%E8%A6%81%E9%A0%85.pdf

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2012年1月19日 (木)

今年の活動予定その1

2012年、最近の活動予定です。

今年も映画と演劇やって行きます。

『大冒険ラブソング』作演出・園田英樹。
東放学園高等専修学校の卒業公演の演出してます。
2月10日18時半開演。2月11日15時開演。
入場料・無料
会場・牛込箪笥ホール。
http://shinjuku-kuminhall.com/pc/pdf/ushigometansu_map.pdf
女の子達が歌って踊ってのエンターテイメントファンタジー。震災を乗り越えて生きようとする高校生のお話です。
お近くにお住まいの方はぜひいらしてくださいね。
当日は僕も会場にいます。

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2011年11月29日 (火)

高校生がつくったインプロノシーン

2011/11/28
 東放学園高等専修学校の卒公メンバーでのインプロの稽古場で、すごくいいシーンが生まれたので、記憶をもとにして書き残しておきます。
 録音か録画をしておけば良かったと思ったほど、大笑いして、最後は涙が出るほど感動した良いシーンでした。

 5人のプレーヤーに与えられたタイトルは、『葬儀場』。(このタイトルは、見ている他のメンバーから出たもの)
 タイトルを聞いて、最初の一分ほどは、他のメンバーによる場所作りの即興がはじまります。
 葬儀場での、さまざまな人間模様が始まりました。
  お焼香している人。受け付けをしている人。お茶を飲んでいる人。いろんな人がいます。その短い間に、このシーンを演じるメンバーたちは自分が演じるキャラクターを考えて、思いついた者から前に出て、それを語り始めます。
 まずしのぶが前にでました。
「坂本のりこ、48歳。ふだんはスーパーでパートの仕事をしています。今日はダンナの葬儀でここにきています。元気な人でしたが、突然倒れて、帰らぬ人になってしまいました。たくさんの人が、あの人とお別れにきてくださってます。あの人が、こんなにたくさんの人たちに慕われていたなんて、あたしはちっとも知りませんでした」
 次に、るみがでて、
「坂本太郎、58歳です。どうやら死んでしまったみたいです。記憶があいまいで、いったいどうしてこんなことになったのか、さっぱりわからないんですが、気がついたらここにいて、上から自分の体を見下ろしていて、妻がその体にしがみついてます。あー、死ぬんだったら、いろいろいいたいことがあったのになぁ」
 と、死んでしまった旦那になりました。
 次に前にでたのは、ゆか。
「あたしは、田中ともこ、29歳。実は太郎さんと不倫してました。悪いこととは思いながら、太郎さんのこと愛しちゃったんですよねー。それなのに太郎さんたら、突然死んじゃって。あたし、こんなところに来る立場じゃないってわかってはいるんですけど、最後に一度だけで太郎さんに、お別れがいいたくて、きちゃいました」
 一瞬にして、こんな人間関係を作り出した彼女たちのアイディアに僕は舌をまいてしまいました。
 旦那さんを亡くした奥さんと、幽霊になった旦那さん、そしてその不倫相手。
 これからどんなドラマが展開するのか、わくわくする登場人物たちです。
 このシーンには、五人が出ることになっています。さぁ、あとの二人はどんなキャラクターで加わってくるのか、期待はふくらみます。
 このとき、プレーヤーたちにとっては、ギリギリの状況が続いています。
 このあとどうなるかなんて考えていては、その場の状況に対応できないので、とにかく思いついたことをやるしかありません。
 次に前に出たコウタは、意外なキャラクターを語り始めました。
「僕は、法隆寺徳之助、霊能力者だ。ちかごろこのあたりに霊がうろついているのを感じるんだ。それを調べるために、ここにやってきた。匂うぞ、あやしい霊の匂いが」
 なんと霊を見つけては、それを浄化する力のあるという、霊能力者になったのです。
 これには驚きました。さすがマンガアニメになれしたしんだ世代です。
 五人目のマリンは、髪の毛をちょっと不気味な感じにたらしながら前に出て、
「サチコです。あたし、この場所に五十年くらい、ずっーといます。ウフフフフ。みんなあたしのこと、見えないみたい。ウフフフ」
 と、不気味な雰囲気で語りはじめました。なんとこの斎場に居ついている小さないたずら好きの子供の霊になったのです。
 これにも驚きました。このキャラクターを思いついたのもすごいと思うんですが、いたずら好きの子供の霊を演じるという遊び心がいいじゃないですか。
 さぁ、登場人物が五人でそろいました。これからどんな物語が生まれるのか、期待感はさらにたかまります。

 シーン1
 サチコに、太郎が近寄っていきます。
「あー、おれは本当に死んでしまったのか。まだ、妻に言いたいことがあったはずなのに……」
「おじさん、しんじゃったの?」
「えっ、おれが見えるのか、きみには」
 と、サチコと太郎のシーンがはじまりました。
 サチコは自分がここにずっといるということを伝え、死んでもこの世にまだ悔いがある人は、幽霊となってさまようのだということを太郎に教えます。
「あー、おれはどうしたら、いいんだー」
 と、太郎はなやみます。
 サチコは、太郎にとって都合の悪い人が近づいてきている気がすると告げるのだった。

 葬儀場に近づいてきていたのは、太郎の不倫相手のともこです。
「あれは、ともこ。そうだ、おれはあの子とまちがった関係をもってしまったんだった。のりこと、ともこが会ってしまったら、大変なことになる。それだけは、なんとかとめなきゃ」
 と、あわてる太郎です。

 シーン2
 霊能力者の法隆寺が動きはじめます。
「このあたりに霊の匂いがする……」
 シーン1を演じていた、サチコと太郎はすっと後ろに下がります。
 それと入れ代わるように、のりこが前に出ました。
「お焼香に来てくださったのですね。どうぞ、太郎の顔を見てあげてください」
 と、喪主と不思議な訪問者のシーンが始まりました。
「このたびは、お悔やみもうしあげます……」
「太郎は、会社ではどんなふうだったんですか、あたしにはなんにも話してくれなかったものですから」
「いえ、わたくしはご主人とは知り合いではなかったのですが……このあたりに、霊の匂いがするのです」
「えっ、では、まだ太郎が、このあたりにいるのですか?」
「いえ、さっきまでは何かいた感じがするのですが、今は感じません……」
 のりこは、霊能力者にもし死んだ太郎の霊がいるのなら、もう一度話をしたいと言うのでした。
 そこにサチコに連れられた太郎の霊がやってきます。
 悲しんでいる奥さんに話をしたくても、声を伝えることのできない太郎と、奥さんのかみあわない会話のシーンが面白く展開します。
 しかし霊能力者の法隆寺が、なにかがいることに気づくので、ヤバイとなって太郎とサチコは逃げるように部屋から出て行ってしまいます。

 シーン3
 隣の部屋には葬儀場で迷った太郎の不倫相手のともこがいます。
「来てはいけないと思いながらも、がまんできずに来てしまった・・・太郎さんと一目あってお別れしたいのに、いったいどこなのかしら?」
 そこに太郎とサチコの幽霊コンビがやってきます。
 なんとかサチコを止めようと必死になる太郎は、サチコから霊力の発揮しかたを聞いて実行しようとするのですが、なかなかうまくいきません。
 この霊力とは、ハーッと気合いを発して、相手の足をとめてしまうというもの。(カメハメハみたいなもんです。おいつめられて、こういうものを思いつく高校生の発想力に笑いながら感心しました)
 太郎が失敗ばかりするのを見かねて、サチコが霊力を発射して、ともこをひっくり返してしまいます。
 転んでしまったともこには、いったい何が起きているのかわかりません。(このあたり、まるで良くできたスラップスティックコメディのようでした)
 そこに悪い霊の存在を感じた、霊能力者の法隆寺がやってきます。
 法隆寺には、サチコと太郎がうすく見えるらしく、悪霊を追い払おうとするのだが、ともこにはいったい何が起きているのかわかりません。
 法隆寺に倒れてけがした責任をとれと言い出すしまつ。
 サチコと太郎は、霊能力者に昇天させられては困るので、その場を逃げ出していくのでした。

 シーン4
 太郎の体が安置されている部屋では、妻ののりこが太郎の体にすがって泣いています。
「太郎さん、あなたのためにたくさんの人がおくやみにきてくだいましたよ。家では何にもしない人だったけど、仕事場ではりっぱだったのね。でも、あたしは、あなたともっと一緒にいたかった」
 そんなのりこを逃げてきた太郎とサチコが見つめます。
「のりこ、おまえというものがありながら、一時の気の迷いで、浮気してしまって、すまなかった。ほんとうにごめんな」
 と、聞こえない相手にむかって謝る太郎です。
 そこに霊能力者とともこが追ってきます。
 ともこは、のりこに太郎とはどんなご関係でしたの? と聞かれてしどろもどろになります。
 そんな二人の状況に、幽霊の太郎は気が気ではありません。二人の間にはいって、おろおろするのですが、二人には太郎の姿は見えないのです。(まさにコメディです)
 法隆寺から、この場に太郎の霊がいるということを聞いたのりこは、なんとか太郎と話をしたいと願います。
 しかし、自分は迷った霊を天国に送るのが仕事で、そういう都合のいいことはできないと言うビジネスライクな霊能力者なのでした。
 このままでは浮気相手とのことなど、自分の本当の気持ちが伝わらないと焦った太郎は、なんとか方法はないのかとサチコに聞きます。
 するとサチコは、「まだ肉体がこの世にあるあなたなら、体に飛び込めばなんとかなるかもしれない」と教えるのでした。
「わかった、やってみるよ」
 と、太郎は思い切って、そこに横たわる自分の体めがけてダイブする。
 太郎の霊魂は、太郎の体にもどることに成功するのです。(このあたりのアクションもばかばかしくて、大胆で大笑いしてしまいました)

 一時的に生き返った太郎が、むっくりと起き上がります。
 驚く妻と愛人に、太郎は心から謝ります。
「嘘をついてわるかった。ともこ、きみにも本当に悪いことをした。もう謝ることしかできないが、どうかわたしを許してくれ」
 そんな太郎に、妻は意外な返事をします。
 あなたが浮気していること、うすうすは感じていた。だけど、あなたがそんな気持ちになったのには、あなたに甘えていた自分にも責任が少しはあったのかもしれない。あなたに寂しい思いをさせた、あたしもわるかったのと。
 それを聞いていたサチコが、一同の前に姿を現します。
 驚く一同に、サチコは驚くべき事実を告げるのです。
「わたしはサチコ。本当は、あなたたちの間に生まれることになっていた、女の子。ここでもう一度、あえるまで、待っていたんです」
 太郎と妻は驚きます。
「サチコ、じゃあおまえは、あのときの・・・」
 二人には過去に、生まれなかった子供がいたのです。
 死産だった子供が。
「そうです。ずっと一人で寂しかった。でも、もう寂しくない。やっと会えたから」
 この衝撃の事実に、太郎も妻もそして、そこにいる全員が驚いていました。
 生まれることのなかった小さな魂が、何十年も親に会えるのを待っていて、それが父親の死でかなったのです。悲劇なのに、良かったと思える、不思議な状況。
 (演技しながら、気持ちがあふれて、太郎役のるみはもう涙ぐんでいます。サチコ役のまりんも必死に涙をこらえてます。みている僕たちも、鳥肌がたつほど感動していました。)

 サチコにうながされて、太郎は旅立つ決意をします。
 霊能力者に頼んで、太郎とサチコはあの世へと昇天していくのでした。
「さよなら、のりこ、ともこ・・・」
「さよなら、母さん」
 それを見送るのりこ、ともこ、法隆寺。

 太郎と不倫したことを、ともこはのりこに謝りますが、のりこはともこを許し、また会いにきてくださいとまで言います。自分の愛した太郎を好きになってくれてありがとうと。
 そんなのりこに、法隆寺が一言。
「いい奥さんだ」
 これがこの物語の締めの言葉となりました。

 演技を終えたるみとまりんが、妻と愛人が仲直りしているシーンを見ながら泣いていました。
 そしてすべてを目撃した僕たちは、しばし呆然としたのち、拍手したのでした。

 全体の時間は約26分。
 すべて即興で、見事なコメディスケッチができあがかったのでした。

 今回は、この葬儀場のシーンの他にも、飛行場のシーンと、秋葉原のシーンが演じられたのですが、その両方とも面白く、ここに書き起こしたくなるような出来でした。
 高校生たちと約二ヶ月インプロの練習をしてきて、彼らが着実に力をつけてきているのを実感しています。

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2011年11月25日 (金)

クラーク記念高校の芝居『カグヤ』

高校生の芝居に、衝撃を受けてしまった。
クラーク記念国際高等学校、東京キャンパスパフォーマンスコースの公演『カグヤ~新竹取物語~』を六行会ホールで見てきた。
脚本は扉座の横内謙介が、スーパー歌舞伎の猿之助に書いたやつ。
三時間以上におよぶ大作を、高校生たちが若さ爆発の疾走感のなか、歌ありダンスあり殺陣ありの、大スペクタクルエンターテイメントに仕上げていた。
多少セリフがつたなくても、それを吹き飛ばすエネルギーがそこにはあり、まっすぐな芝居に向かう心があった。
15歳から18歳の高校生たちを、このレベルまで引き上げるスタッフの力量もたいしたもんだと思う。
こんな演劇体験ができる高校生たちが、心底うらやましかった。
感動させていただきました。
日曜日までやってます。当日券も多少出てるようなので、これはおすすめです。

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2011年11月19日 (土)

売春捜査官

僕は、どうやら『異形の者』としての俳優が好きらしい。
ふつうとは異なる者。日常ではなく、非日常の存在。
そういうものに目を奪われる自分がいる。

役者とはもともとそういう存在なのだが、みんながみんなこんな特権的な肉体や精神をもてるものではない。
そんな希有な存在である俳優を見つけたり、出会えたりするのがうれしくてしかたがないのだ。

双数姉妹に所属する野口かおるは、そういう存在であるということをはっきり見せてくれた。
彼女が出演する、『売春捜査官』を見た。(at森下スタジオ・熱帯のラボエキスポ)
見たというより、目撃した感じ。
そこにはまさに異形の者がいた。
彼女が実は、すごいスキルを持った女優であることを僕は知っている。
それがスキルを超えた何かを、台風のように暴力的にまき散らしていた。
あんなことができるのは、日本中をさがしても何人もいるもんではないだろう。
今日、明日やっているので、ぜひご覧になったほうがいいと思う。

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2011年11月16日 (水)

二日で本番やりました

シアターミラクル提携企画『二日で本番』を振り返って。

 先日の11月13日14日の二日間新宿シアターミラクルにおいて、『二日で本番』という企画のワークショップ講師とショーの演出を担当しました。

 この企画は、劇場を一般の人にもっと身近なものにするというテーマで、二日間のワークショップで最後に劇場公演をするというもの。
「えー、そんなのできるのか!?」と依頼を受けたときに思ったが、これもチャレンジと引き受けることにしました。
 企画は、多摩美の生徒で、ダンス界の新星の木皮成。
 木皮もワークショップに参加する予定になっていたのだが、彼自身が他の現場で演出助手の仕事が入ってしまい、企画者不在のままワークショップをすることになってしまったのだった。
 しかし制作関係は、多摩美出身の星さんや、現役多摩美生たちが多数協力してくれたので、とどこおりなく運営することができました。

 ワークショップの参加者は12名。そのうち演劇経験のない人が4名。他も劇団員から、声優さん、映像系の俳優、学生など、多様で、年齢も下は17歳から上は48歳までという幅広さでした。
 それぞれほとんどが初対面の人たちと、二日間、稽古時間にすれば約12時間で本番に突入しなければなりません。
 脚本家の仕事では、12時間後にテレビドラマの脚本を一本完成させてくださいと言われたのと同じ感じです。
 いちおう脚本家としてはキャリアをつんでいるので、そういうギリギリの状況に追い込まれたことは何度もあるので、なんとかしてやると闘志がわきました。

 ワークショップをはじめる前は、台本を使ってそれを稽古して発表にまでもっていこうと漠然と考えていたのですが、この参加者たちを見て、台本を使うのはやめることにしました。
  初心者の人たちに、いきなり台本をつかっての演技指導をするのは無理だと思ったからです。
 まずは演技することへの抵抗感(恐怖感)を取り除くことから始めることにしました。

 初日は、インプロ(即興)の練習からはじめました。
 まずはお互いの名前を憶えて、相手との距離を無くすことからです。
 名前を憶えるゲームや、単純に連想するゲームなど、楽しいインプロのゲームをやりながら参加者の緊張をほぐしていきます。
 初心者の人たちが人前で表現することにたいする恐怖心を無くせるように、『失敗してもいいんだ』『失敗することが大事なんだ』『だめだったらさっさとやり直していいんだ』ということを、身体で感じることができるようなワークを中心に進めていきました。

 参加者たちの恐怖心が取れてきたら、実際の即興演技に入っていきます。
 物語のシーンを作るには、どうすればいいのかを丁寧に指導していきました。
 するとみるみる面白いシーンができるようになってきました。
 ここまで約4時間かかりました。
 初日の残り2時間は、5、6人のチームに別れて、インプロのロングフォームを試みました。
 キーワードから、連想するキャラクターをつくって、それらの人物の関係性をつくってストーリーを編んでいくというタイプのものです。
 演出の僕が、シーンの最中にいろいろなサポート的な言葉を入れながら、ロングフォームをやっていきます。
 このなかで、様々なシーンが生まれました。
 参加者の人たちも、シーン作りを楽しんでくれたようで、終了後に感想を聞くとみんな口々に『楽しかった』と言ってくれました。
 これなら二日目も行けると、僕はこのとき確信したのでした。

 本番をやる二日目も、稽古時間は実質五時間くらいしかありません。
 しかもこの日から参加の俳優も、一人います。
 ウォーミングアップは初日と同じように、演じるための恐怖心を取り除くためのものを中心にやりました。

 この時点で、本番のショーは、作品一本と即興のロングフォームのシーン二本の三本立てでやることにしました。
 そのためのショーの構成を大急ぎで作り、照明と音響のスタッフと演出助手と打ち合わせ。
 このスタッフたちには、本当に助けられました。

 参加者たちを二つのチームに分けて、ショーの後半の即興ロングフォーム対決をすることにしました。
 チーム名は、参加者たちに決めてもらいます。『JKB5』と『きばつピアス』が編成されました。
 両方の選抜メンバーを中心に、全員が参加して、オープニングシーンの一本目を作りはじめます。

 初日にやったのと同じように、即興をしながらシーンを作っていきます。
 一時間半をかけて、三十分の芝居ができあがりました。
 芝居のタイトルは『ステイション』とつけました。
 駅で出逢った人たちのストーリーです。
 仕事をリストラされ絶望した中年おじさんが、駅で出逢った人たちとの触れ合いを通じて、自殺を思い止まり、新しい人生を歩きだすことを決意するというもの。
 このできあがったシーンを、本番で再現するのです。
 こまかい段取りと、照明と音響のタイミングを打ち合わせして、稽古は終了です。
 二本目三本目のシーンは、チームに別れて、完全即興でやります。
 参加者の人たちに、ちょっとだけ緊張感が走るのがわかりました。

 やり終わってからの反省ですが、もう一度本番前に緊張感を取り除くためのワークをやればよかったなと思ってます。
 自分が、やれるという確信を持ったものだから、この時点ですこし油断してしまいました。
 はじめて即興のしかもロングフォームをやる人たちの気持ちを、もう少し僕が感じてやれればよかったと、深く反省している次第です。

 本番を終えての感想ですが。
 一言でいうなら『面白かった!』。
 お客さんも予想以上の三十名近くに入っていただきました。

 ショーは、一本目の『ステイション』は、役者の一人が途中できっかけのセリフを忘れるというハプニングはあったものの、なんとか他の役者がフォローして、お客さんたちには気づかれることもなく進みました。
 二本目の『JKB5』のシーンでは、男子高校を舞台にした先生と生徒たちとの交流が面白く演じられました。
 三本目の『きばつピアス』のシーンは、病院を舞台にしたシーンが始まったのですが、途中でドタバタし混乱してしまったために、強制終了のサイレンがなりだして暗転するという結末になりました。
 しかしこの強制終了も、逆にお客さんたちの笑いを生む要素になり、ショー全体としては、とてもハッピーで暖かい雰囲気のものになったと思います。

 これも反省点ですが、アンケートを取らなかったのが悔やまれます。
 ショーを作ることに集中してしまったために、そこまで気が回らなかったのです。
 お客さんたちの感想は、次の企画に向けての貴重な資料になったのではないかと思います。

 二日間で、舞台をつくるという無謀とも思える企画でしたが、とても有意義な体験になりました。

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2011年10月27日 (木)

多摩美の脚本授業

脚本を教えている多摩美映像演劇学科で、『シーンの中に登場する人物に秘密の目的を持たせて芝居をさせる』というテーマで授業をやった。
この授業ではまず稽古場で即興芝居(インプロ)を前半90分やる。
三人組か四人組に分かれて、それぞれ演出家役を決めて、その場で配役を決めてシーンをやるのだが、人物の関係性とシチュエーションだけを役者に与えてシーンをやったあとに、こんどはそれぞれ目的を持ってシーンを演じてもらった。
するとその違いがはっきりする。
目的をもっていると人物の行動線がはっきりするので、役者もやりやすいし、見ていてあまり無駄のないシーンになるのだ。
この授業はあくまでも脚本創作のためのウォーミングアップとしてやっているのだが、俳優としての訓練としてもなかなかいけてるのではないかと密かに思っている。

授業の後半は、教室に戻って実際の脚本を書く。
今回は、仮想テレビドラマの一話の導入部分を書いた。
まずキャストを決める。
仮想ドラマなので、好きにキャストを選べるのが楽しい。
みんなで話し合って、主演は阿部寛と綾瀬はるか、サブキャストに芦田愛菜ちゃんという、いま旬な人たちに決めた。
阿部の役は、バツイチで新宿二丁目でオカマとして働いているお父さん。
綾瀬は、新人の小学校教諭。
愛菜ちゃんは、その生徒で、阿倍の娘ということになった。
ワンクールのシリーズドラマの、一話の導入部分を全員が書いた。

主人公はどんな目的を持っているのか。
どんな導入で入れば、お客さんをつかめるのか。
そんなことを意識しながら書いてもらった。
それぞれ楽しいドラマの導入部ができあがった。

シナリオの書き方を楽しく学ぶという授業なのだが、実は教えている僕も、すごく楽しんでいるのである。

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2011年10月21日 (金)

インプロのチーム

新しいインプロのチームを組んで、練習をはじめている。

ストーリー作りのトレーニングとしても、一つのショーとしても、インプロはおもしろい。

追求していっても、どこまでも先がある感じだ。

きのうは、インプロミュージカルを少しやった。

楽しかったなぁ。

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2011年10月20日 (木)

スターウォーズ・ブルーレイ

スターウーズのブルーレイボックスを購入した。

だからっていうわけじゃないけど、Ⅳ新たなる希望を素材にして、多摩美の脚本のクラスで分析した。

よくできた脚本だと思う。

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2011年10月18日 (火)

脚本は読みづらいので

雑誌『演劇と教育』10月号に記事「高校生と芝居を作る方法」と、その高校生と作った芝居の脚本「ミナカミ」を掲載していただいた関係で、編集部での読書会に参加してきた。
これは編集者の人たちとの、今回の雑誌の記事についての意見交換会のようなものだ。
さまざまな意見を頂いて、とても参考になると同時に、考えることがあったので、メモとして残しておこうと思う。

本に掲載される『戯曲・脚本』についてである。
今回の十月号の冒頭のエッセイで、演出家であり脚本家のマキノノゾミさんが、「戯曲というのは読むのが難しく、誤読が多い」ということを書いていた。
たしかにその通りだと思う。
僕も映像や舞台の脚本を書くことを職業としているくせに、他の人の書いた脚本を読むのは、実はあまり好きではない。
脚本を読んだだけでは、舞台でおきることを明確にイメージすることは、きわめて難しいからだ。
小説とちがって、脚本や戯曲には、こまかい状況や設定の描写や、内面心理の描写はほとんどない。
会話と簡潔なト書きだけで、イメージするしかない。
これは俳優やスタッフでも、簡単なことではない。
かなりの熟練の技術がいる。

その理由は、もともと脚本・戯曲は一般の人が読むためには書かれていないメディアだということにあると思う。
その作品にかかわる、俳優とスタッフにわかればいいもので、おおやけに公表するものとして、存在していないものなのだ。
スタッフワークのための指示書であるから、それは現場でより詳しく説明したり、変えていったりすることを前提にしている。
したがってあまりにも、きっちりとイメージが書かれていると、逆に困ってしまうこともあるのである。
変わることが当然のメディアなのだ。
当然、読みやすさなどが考慮に入れられているはずもなく、そのフォーマットが、いままで伝わってきているのである。

今回、雑誌に掲載されている自分の脚本を見て、「これを誰が読むのだろう?」と想像して見た。
雑誌の性質上、中学生や高校生に演劇の指導をなさっている学校の先生たちが、読者のほとんどだろうと思われた。
先生たちは、演劇のプロではない。もちろん俳優やスタッフをやったことがある人は、ほとんどいないだろう。
その人たちにとって、自分の脚本は読みやすいものだったろうかと自問した。
もっと読みやすい、イメージしやすい脚本にしておけばよかったと思った。
たとえば、舞台の設定や人物にしても、簡単なイラストがあるだけで、脚本は数段に読みやすいものになるだろう。

世の中には、戯曲集やシナリオ集が出版されているが、ほとんどはその作品を見たことがある人たちが、あとから追体験したりするのに読まれているのではないだろうか。

これからの時代、戯曲や脚本が一般の人にも読まれるメディアにするためには、よりイメージしやすい形というものを、新たに作っていくことも必要なのではないか。
漫画やアニメ、ゲームなど、視覚的刺激が多いメディア群と同列に、戯曲や脚本がならぶとしたら、それくらいのことは考えていかなければならない。
映像、舞台の設計図としてだけではなく、一つの読めるメディアにしてみたい。
そんなことを今回思ったのだった。

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2011年10月11日 (火)

登場人物にエネルギーを注ぐことが大事

 『日本のテレビドラマは、なぜ面白くないの?』
 ある人に、そう問いかけられて僕は、うまく答えられなかった。
 「どうしてでしょうね?」と曖昧に言うことしかできなかった。
 そのことが頭の隅にずっとひっかかっていたので、それについてちょっと考えてみた。
 本来なら、どの作品が面白くなくて、どれが面白いかをはっきりとさせた上で書くべきことだと思うけど、漠然とした問いかけだったので、僕も漠然と考えてみた。

 僕に「日本のドラマは面白くない」と言った人は、こうも言った「海外ドラマの方を見る」。
 たしかに僕も、ワウワウとかで放送されている海外ドラマ(この場合アメリカとイギリス制のものがほとんどだけど)の方を良く見ている。

 日本とアメリカ、イギリスとは制作の状況が違うので、一概に比べることはできないとは思うのだが、脚本で比較してみて、あきらかに違うのは『キャラクター』へのこだわりかただと思う。

 ドラマには、ストーリーがあるのは全世界共通だ。
 脚本家はストーリーを語ろうとする。
 そのために、必要な要素がいくつかあるのだが、そのなかでも大きい役割をするのがキャラクターだ。

 登場人物の魅力。
 そのキャラクターが、どれだけ輝いているか。
 ドラマというのは、登場人物が魅力的に描かれていたら、それだけで成功したと言える。
 いやむしろ登場人物を魅力的に見せるために、ストーリーがあるのだ。

 そのドラマを見終わった観客が、登場人物に魅力を感じて、また次回も、その人物に会いたくなる。
 そんなドラマだったら、きっと見た人は、面白かったと言うだろう。

 どうやったら登場人物を魅力的に見せられるか?
 脚本家は、その問いに答えるべく、すべての技術を脚本に注ぎこまなければならない。

 海外の連続ドラマで、何シーズンも続いているような作品(つまりヒット作)は、魅力的な登場人物が次々と登場してくる。
 それらが物語を支え、ドラマを作っている。
 むしろ魅力的なキャラクターを描くために、ストーリーがあるかのようだ。

 面白くないと言われている作品の、ほとんどが登場人物に魅力が欠けていることが多い。
 脚本の時点で、『その人物をどれだけ魅力的に見せられるか』にそそぐべきエネルギーが少ないのだ。

 脚本家は、魅力的なキャラクターを描くことに、もっとエネルギーを注ぐべきだ。
 そのことが面白いドラマを作るために、もっとも必要とされていることだと思う。

「ショーが終わっても、お客さんたちが、あなたたちを家に持って帰りたいと思うような俳優にならなきゃ」
 これは東京コメディストアJのプロデューサーである今井純さんが、彼のコーチするプレーヤーたちに言っていた言葉だ。
 きわめて示唆にとんだ言葉だ。

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2011年10月10日 (月)

ラジオ出演情報

十月20日(木)27日(木)の深夜27時から、ラジオ日本でオンエアされる『カフェラテ』という番組にゲストで出演します。
脚本家にどうやってなったかなど、いろいろしゃべってます。
ひまで夜中起きてたら、ラジオつけてね。

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2011年10月 5日 (水)

脚本ブログはときどき続けます

脚本家志望の人への参考になるかなと思って、ときどき書いてるこのブログ。

まだまだ続けようとは思います。

ツイッターとかフェイスブックをつかっているために書き込みは少なくなってますけど、つづけますね。

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2011年5月26日 (木)

突然ですがワークショップのお知らせ

『突然ですが、ワークショップを開くことになりました』

 カラフル企画を主宰し脚本家で演出家の園田英樹が、多摩美の映像演劇学科の学生
でダンサーの木皮成と話をしていて、いきなりやることに決まりました。
 ただし期日がめちゃくちゃ迫ってます。あと四日しかありません。かなり無謀な企
画です。
 5月30日、31日の両日、新宿のシアターミラクルにおいて、園田英樹がリーダーと
なり、インプロを使って芝居の脚本を作り、さちに上演までしてしまおうというテー
マのワークショップです。
 参加者全員で話し合い、即興をやりながら、それをもとにして一本の脚本を作り上
げ、最後はそれを上演までしてしまおうというものです。
 3031日の両日、12時から18時までワークショップ。最終日の31日の20時から、発
表会というタイムスケジュールです。
 参加資格はナシ。参加費は二千円。(格安です!)
 俳優としての技術の向上と、グループワークの方法を学ぼうとする人には、もって
こいの企画だと思います。
 ふるってご応募ください。



園田英樹劇場創作ワークショップ



WS開催日時 5月 30日(月)12:0018:00

                                   31日(火)12:0018:00

         急遽の開催になりますので予定合わない方はご都合相談ください。



WS参加者による公演 5月31日(火)20:00~ 料金無料(カンパ制)

 

 開催場所 新宿シアターミラクル(東京都新宿区歌舞伎町2-45-2カイダ第3ジャストビル4F

 ワークショップ参加費 一回1000円(計2000円)当日制算

 (一日のみの参加も可能ですが二日間通しての参加をお勧めします)

 お問い合わせはsharakusei.co@gmail.comにてお受けいたします。

 参加希望の方は件名を【WS参加】とし、お名前、連絡先、参加希望日程、備考(あれば)をお送りください。

 それでは皆様のご参加をお待ちしております。

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