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2005年5月24日 (火)

脚本の極意1回目

スターウォーズ公開記念sw1

  まもなくスターウォーズの最新作が公開されますね。
  アメリカでは、すでに公開されて、大騒ぎみたいですね。
 日本では、まもなくで夏休みの目玉作品。
 ぼくのポケモンとは、完全バッティングしてます。
 ポケモンは、子供専門になっちゃったけど、スターウォーズのほうは、大人向けを維持して、ここまできました。(これってすごいことです、マジで)
  二十数年にもわたる、シリーズ作品で、映像の進化の象徴ともいうべき、偉大な作品だと思います。
 もう、脚本家としては、うらやましいを通り越して、ねたましいとさえ思える、幸福な作品ですね。

 この大ヒット作を、分析して、参考にしない手はないでしょう。
 スターウォーズへの敬意をこめて、この体感脚本講座では、スターウォーズの原点となった、一作目を分析しながら、脚本の極意を盗んでしまいましょう。

 今回は、連続物のブログになりますよ。
 いままで、僕が書いたことを思い出しながら、読んでみてください。

 おっと、もしかしたらスターウォーズの一作目を見ていない人がいたら、ごめんなさい。

 さぁ、とってもためになる脚本の極意、いってみようか。
 
極意その1……起承転結の『起』は、『いったい何がおきたんだ!?』という感じを出すこと。観客をびっくりさせること。

(映画の経過時間)1~2分
○メインタイトルと同時に、メインテーマが鳴り響き、観客の心をわしづかみにしてしまう。
 この作品は、壮大なSFフィクションなんだと、観客に有無を言わせずなっとくさせてしまう。

○頭ごなしに、巨大宇宙戦艦が登場。
 いきなり観客を、びっくり驚かせておいて、物語に引き込もうという手口がみえみえ。 すごくわかりやすい導入部だと思う。
 巨大スクリーンにいっぱいの宇宙戦艦が、頭ごなしに飛んでくるというのは、それまでに、あまりないアングルだった。巨大さを見せるには、もっとも有効的。

 それにつづいて、はげしい戦闘シーン。
 観客は、考える余地なしに、物語の世界にひっぱられていく。つかみとしては、完璧だね。(『つかんでるかい?』)

○ロボット2体が登場。C3POとR2D2。images3
(実は、こいつらがシリーズの主人公なのかもしれない。スターウォーズのシリーズ全体を通して、出演するのは、このロボットたちなのである)
 脚本家は、彼らに「もうだめだ!」と言わせてしまう。

極意その2……主人公たちにいかにトラブルをつくるかが、物語の作り方としては、いちばん肝心だと言ったことを思い出してください。
 「もうだめだ!」というのは、ある意味で、最大のトラブルでしょ。
 主人公が、いかにそのトラブルを乗り越えていくか、そして、その中で、どう変わっていくかが、面白さを作り出すのです。

4分
○最大の適役登場。ダースベイダー。
○ヒロイン登場。レイア姫。
 悪役のすごい力を見せる。
 敵の目的の提示。(新兵器の設計図を探している)

images4 極意その3……主人公の前に立ちふさがる敵は、大きければ、大きいほどいい。
 敵というのは、最大のトラブルである。乗り越えなければならない壁は、大きければ大きいほど、それを乗り越えた時、その人間は輝くのです。
 主人公をより輝かせるためにも、敵は、強いほうがいいわけ。

極意その4……ヒロインには、華が必要。はなとは、輝きのこと。まわりを明るくするなにかをヒロインは持っていなければならない。
 このレイア姫は、けっして美人ではないけど、全身白づくめという、いわゆる花嫁ファッションで、全編を通している。
 花嫁とは、女性の人生において、もっとも無条件にヒロインでしょ。しかもお姫様だし。

○ロボット2体が、設計図を持って、脱出していく。
(敵は、それを追いかけることになる。やっぱり、ロボットが主人公だったんだ!?)

8分
○敵の口を通して、設定を語らせる。二大勢力が争っていること。
(葛藤とは対立ということ。2大勢力の対立は、大きな葛藤ですね)

ここまでが、全体(スターウォーズシリーズ)の『起』ですね。約8分30秒。

ハリウッドのシナリオの王道には、映画がはじまって10分までに、おもな登場人物を全部出すことという、決まりがある。
あと、1分30秒以内に、メインところはそろうのか!?

○全体の、起承転結の『承』はここから。
 この中に、こまかい起承転結が連続して、映画は作られていくのです。
 ここまでは、シリーズ全体の『起』なので、この一本目の映画の本当の『起』は、実は、ここからなのです。
 今まで主人公が出て来なかったのは、一作目のドラマが、実は、ここからはじまるからだった。ちなみに、ここから映画を見はじめても、ちっとも違和感なく見ることができるはず。_100

 スターウォーズ公開記念1、分析と脚本の極意編、第一回目は、これにて終了。
 つづく。(ドクッ、ドクッ、ドクッと24みたいな効果音あり)

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