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2005年5月 6日 (金)

ボイストレーニング

 昨日は、日テレの生田スタジオに行って、7月からの新番組に出演する子役(といっても11歳から14歳)の人たち相手に、ボイストレーニングのしかたを教えてきた。

 なんで脚本家が、ボイストレーナーなのと驚かれるかもしれないが、ぼくは劇団主宰者で、19歳のときから劇団でさんざん鍛えられた役者でもあるのです。それにこの五年間、東放学園高等専修学校という芸術系の高校で、演技指導もしてきたので子供のあつかいにはかなりなれている。ポケモンの脚本家ということもあり、子供の受けは相当いい。ある意味、理想的な子役の指導係なのですよ。その番組の関係者が、振り付けの金丸さんを通して、ぼくに依頼してきたのでした。(ちなみにこの番組はぼくの脚本ではありません)

 子供といっても、子役としてのキャリアがあるので、彼らの態度や飲み込みはすばらしかった。こちらとしてもやりやすいことこのうえなし。
 やはり、こういうワークショップ的なものは、教わる側の質によって変わるんだなと痛感。
 教えてる側も、生徒がいいと、がぜん乗ってくるもんです。

 子供たちは、可能性のかたまりというオーラをみんな発していて、一緒にいると自然と楽しくなってきます。
 できるものなら、この子たちの未来を見てみたいと思いました。
 彼らにどんな輝く未来が待っているのか。
 この輝きは、どこまでつづくのか。
 無邪気さと、計算高さと、不安と、自信と、そんなものがいろいろまじった彼らの気持ちをあびながら、数時間を楽しみました。

 ボイストレーニングでもっとも大事なのは、呼吸と姿勢なんですね。
 声も筋肉をつかって出すものなので、ウォーミングアップも大切。

 それってじつは、なんにでもあてはまるものなんです。
 もちろん脚本を書くことにかんしても。

 脚本を書くのに、呼吸と姿勢が大事だとは意外かもしれません。
 あたまを使うためにはエネルギーのコントロールが必要でしょ。
 そのためにもっとも大事なのが、呼吸なんです。

 ぼくは執筆の前に、複式呼吸(丹田を意識した呼吸法)をおすすめします。
 あるきながらでも、座ってもかまいません。
 おへそのしたあたりの丹田を意識して、ゆっくりと呼吸しましょう。

 ようはリラックスすること。からだの余計なところに力がはいらないようにすること。
 そのための呼吸なんです。
 自分のからだの状態をととのえることで、脚本を書くための集中力が生まれます。

 体もストレッチとかやってウォーミングアップするほうがいいです。
 よけいな緊張感を抜きましょう。

 ものを書くという行為は、とくに背中のあたりの緊張状態がつづきます。
 何時間も執筆していると、背中がガチガチになってしまったりします。
 そういう状態がつづくと、集中力も持続しなくなります。
 緊張と脱力(リラックス)。
 これが大事です。

 これってまさにドラマの構成にもあてはまるでしょ。
 緊張状態ばかりがつづいても、観客はつかれてしまいます。
 緊張のあとには、脱力をもってくること。

 ぼくの場合は、脱力が多すぎて、締め切りにまにあわなくなってしまったりするわけですけど。
 反省。

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