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2005年7月26日 (火)

追悼・岡八朗

ネットのニュースにアクセスしたら、岡八朗さんの訃報が載っていた。

往年の吉本新喜劇の大スターだった人だ。
子供のころ、僕が住んでいた九州でも、毎週土曜日は吉本新喜劇が放送されていて、僕はそれを見るのが大好きだった。
そのとうじ、岡さんは、ほとんど主役を張っていて、得意のギャグで、僕を笑わせてくれていた。
僕にとっての吉本新喜劇は、岡八朗だといっても過言ではない。

関東に住むようになって、吉本新喜劇があまり見れなくなったのと、お笑いのスターたちも世代交代がすすんで、岡さんの姿を関東で見ることは、ほとんどできなくなっていた。
それでも、まだまだ元気でいらっしゃるのだろうと思っていたのに……

岡さんのギャグの一つに、自分のくぼんだ目をネタにしたものがあった。
オクメ。
自分の体の、あまりかっこうのよくないところを、逆手にとって、それを誇らしげにギャグのネタにする。
それは少年時代の僕にとっては、衝撃的なことだった。

自意識過剰気味で、自分と人とがちがうことが恥ずかしかったり、自分の容姿を気にするようになっていた僕には、岡さんのギャグは、信じられない光景だった。だが、それが面白いのだ。そして、それをしている岡八朗が、なぜかかっこよく見えるのだ。
そう、岡八朗は、ぼくにとってはヒーローだった。
岡八朗は、新喜劇のなかで、いつも恋をしていた。
そして、その恋は、たいていかなわぬことになるのだが、それでも岡八朗は愛すべき人物でありつづけるのだ。

すばらしい喜劇人が、また一人、鬼籍の人となった。
きょうは岡八朗のギャグを思い出して、もう一度笑いたい。

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