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2005年9月15日 (木)

ローマ取材1

ローマの道はデコボコ目指す

とにかく石畳の道である。
職人が一個一個、十センチ四方くらいの石を道に埋めてつくったものなのだ。
この作業は、根気がいる。同じ作業を、一つ一つ積み上げていかなければならないのだから。
このような作業のことを、『ジミチ』というが、感じで書いて『地道』。
まさに道をつくる作業のことを意味してたのね。
ようやくわかりました。

ヨーロッパの道は、このローマと同じように、石畳のものが多い。
よく見ていると、アスファルトでおおわれていたものを、あらたに掘り返して、石畳にもどしている場所もある。
きっとこのほうが、地球に優しいということで、石畳は復活したのだろう。
まさに地道にやって、復活したわけだ。

ただ、足にはくるよ。この道。
デコボコしているので、柔らかい靴底だと、ものに足にダメージがくる。
しかし、これも自然の足裏マッサージだどおもえば、得した気分になれるかもしれない。

二日目は、サンタンジェロ城からスタート。
だれかのお墓としてつくられたものが、中世期に牢獄となり、今はミュージアム件観光スポットになっている。
バネ式の投石機と石がおいてあったりして、かなり観光を意識した場所になっていた。そんなところを歩いていても、そこかしこにローマ時代から、そのまま残っているものというのがあちこちに顔を出していて面白い。歴史が、僕を圧倒する。

  その城から、すぐ近くに大きなドーム状になった美しい宮殿のようなものが見える。それがバチカンだ。
 ローマ法王がいるところ。
 ローマ市内に、もう一つ国があるというのが不思議だけど、これがキリスト教的社会をささえているんだよね。
 バチカン美術館は、全長が七キロもあるという。ゆっくり見ていったら時間がいくらあっても足りないので、駆け足でとおりぬけた。ほんともったいなかったが、今回の旅の目的は美術品をみることではないので、そのあたりはスピードアップだ。
 バチカンの宮殿のてっぺんまで登れるようになっているんだけど、そこにたどりつくまでの階段がものすごい。螺旋階段を、えんえん上りつづけて、ようやくたどりついたときには、完全に膝が笑っていた。こんなに狭くて、ながい螺旋階段を登ったのは、生まれてはじめてだった。巨大な建築物のなかに、こんなにも狭い空間がつづいているのが、肉体における毛細血管を連想させた。

  つづいて、聖堂の見学。
 ここには、ミケランジェロのピエタがある。そのうえの一枚の絵をのぞいて、あとの装飾はすべてモザイクでつくられている。手のかけかたが桁違いだ。ヨーロッパにくるたびに思うんだけど、宗教が文化におよぼした力の大きさってすごい。権力と宗教が結びついて、そこに時を超える美術品が残された。
 宗教の力で、それを維持してきているとも言える。
 維持していくという力が働かないと、のこされるのは廃墟だけになってしまう。
 廃墟というものには、見捨てられる理由の歴史もある。

 ナポリにバスで移動。三時間強の高速道路の旅。

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