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2005年11月18日 (金)

ちあきなおみ

chiaki1 こないだNHKのBSで録画した、ちあきなおみの特集番組を見ながら、これを書いている。
ちあきなおみ。
やっぱ、すげーっ。
一曲の歌から、ドラマが立ち上がってくる。
そのドラマを、強烈に立ち上げるのは、すさまじい歌唱力だ。

この映像のなかではじめてみる映像や歌もあったのだが、背筋がぞっとするように鬼気せまる歌もある。
いやぁ、まさに、プロ中のプロの歌手ですね。
歌の表現力に感動させられます。

この人の場合、歌だけではなく、その顔と肉体によるパフォーマンスも、すばらしい。
それらが一体となって、一つのちあきワールドになっている。

彼女は、ある日、いっさいの活動を休止してしまった。
ぼくは幸運なことに、彼女の一人芝居を目撃している。
彼女が、たしか、歌姫ビリー・ホリデイの生涯を歌と芝居で演じた作品だったと記憶している。
赤坂の劇場だったと思う。

いまは、強烈に感動したということだけ覚えている。
彼女と、彼女の歌は、なんだかすさまじいエネルギーを舞台ではっしていた。
たぶん彼女しか表現できない世界だった。

その時、その時代に、いなければ見れないものや、体験できないものがある。

だからこそ、今を生きているということは、貴重なことなんだよね。
今でなきゃ、見れないものや、体験できないことを、ちゃんと見つけて、味わうことができるかどうか。

もちろん、個人によって、何が大事で、何に価値を見いだすかは、まったく違う。
ぼくが、ちあきなおみにもらった感動が、どれだけすごかったかを伝える手段は、こうして十数年後にこうして、ふと思い出した文章でしかないのだけど、これを見た人にとっては、「そっか……」ってな感じだろうなぁ。

自分が感じた感動体験を、他の人にも、なんとか伝えたい、形がかわったとしても、サービスしたい。
そんな思いが、僕の脚本や芝居をつくるときの、根っこのような気がする。

話は、また自分のことになってしまったけど、この『ちあきなおみ』さんの番組は、ぜひみなさんにも見てもらいたいです。
再放送するみたいです。12月に。

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