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2005年11月17日 (木)

プロの現場アフレコ

いま制作中のアニメのアフレコに立ち会っている。
声優さんたちが、まだ不完全なアニメにセリフを入れて、いきいきとしたシーンにしてくれる現場だ。
声優は、いまや若者のあこがれる職業の一つである。

ぼくの教えている高校で演劇を専攻している子供たちも、ほぼ半分ちかくが声優になりたいと口をそろえて言う。
いまの声優さんは、ただ外国映画やアニメに声をあてるだけではなく、ナレーションをやったり、バラエティに出演したり、歌をうたったり、ステージで活躍したり、マルチタレントとして活躍する人たちがいる。
専門の雑誌とかも出ているくらいだ。人気職業となるのも当然のことだろう。

二十年以上脚本を書いてきて、僕も一度だけ、スタジオ内に入って声を出したことがある。
自分の原作の漫画のラジオドラマのおまけで、お願いして一回だけ声を入れさせてもらったのだ。
自分ではずっと芝居をやってきていたので、うまくセリフを読めると自信たっぷりだったのだが、そうは問屋がおろさなかった。
難しかった……

今回のアフレコ現場は、とくに厳しいディレクターさんなので、緊張感たっぷりのプロの現場だ。
声優さんたちは、自分できちんと予習してきて(ビデオで自分のセリフを前日にチェックしているのです)、タイミングもニュアンスも間違うものかという気迫を出している。
自分が失敗して、流れを止めてはいけないという思いがあるのだ。

リハーサル一回で、すぐに本番。
ほとんど取り直しをすることなく、進行していく。
まさにプロの現場。
プロの技術を要求される現場である。

そんななかに、まだ未熟な声優さんが入ると、とたんに大変なこととなる。
ディレクターは、相手をプロとして認めているから、容赦なく厳しい要求をしてくる。
経験値がまだ少ない声優さんは、その要求にこたえようとして、さらに緊張し、失敗をしてしまうということがある。
それでも、彼らはプロとしての根性を見せて、なんとかふんばっていくから、すごいの一言。

もし自分が同じ立場だったら、その場から逃げ出してしまうかもしれないと思った。
プロの現場は、本当に厳しい。

この厳しさを、あこがれている高校生たちにも、一度見せてあげたいと思った。
この厳しい現場に、立ち向かうだけの技術と、精神力を身につけなければ、ほんとうのプロにはなれないんだということが、彼らも感じるだろう。
そうすれば稽古に遅刻したり、さぼったり、二度としなくなるんだろうけど。

それでも、また、声優に挑戦したいと思う僕がいる。
やっぱり、自分の書いた作品に、自分で声を入れるって、一つの夢ですよね。

ちなみに、ミッキーマウスの生みの親のディズニーは、自分でミッキーの声を録音していたんだよね。logo01
さすが夢の具現者、ディズニーさまだ。

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コメント

ジャッキーさん!夢は見るものではなく、叶えるものだと思います!!夢を夢で終わらせた私の分まで・・・☆夢の実現☆楽しみにしています!!!

投稿: ゆみりん | 2005年11月17日 (木) 13時12分

アフレコ現場で仕事をしたいんですが、
声優以外で音響の仕事のどんな職種があるか知ってますか?知ってたら是非教えてください!!

投稿: こぉ | 2007年4月10日 (火) 01時20分

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