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2005年11月 3日 (木)

いいところを見つけよう

さっき、きつい芝居を見たときのことを書いたあとに、何かいいところを見つけられなかったかと自分に問いかけてみた。
どんなものにも、見つけようとすれば、きっと一つくらいほめるところはあるんじゃないか。
それを見つけられないのは、自分が、それを見ようとしていないからじゃないのかと。

否定すること簡単だ。
拒絶することも簡単だ。
だが、それをしたとたん、そこで関係は終わってしまう。
なんてシンプルなんだろう。

始めたり、つづけたりすることより、終わらせることは、ものすごく容易だ。

でも、僕は、終わらせるのではなく、つづけて体験していくことを選んだはずじゃなかったか。
そのためには、受け入れられるところ、いいところを発見して、それを伝えていかなければ。
そう思った。

ありました、いいところ。
ほめたいところ、見つかりました。

作家は、自分の痛いところについて、あえてそれに触れようとチャレンジしていました。
そのチャレンジ精神はいいことでしょう。
なかなかそういうことはできないものです。

役者たちは、自分にあたえられた場所で、全力でそれを演じようとしていました。
その方向性が、ちょっとずれていたとしても、それは彼らの責任ではありません。
まじめにとりくんでいたというのは、ちゃんと伝わってきました。
それを見てあげようとしなかった、僕のほうに、傲慢さがありました。

稽古の期間もふくめて、何カ月かの人生を、その芝居作りに捧げるわけだから、半端な気持ちではできません。
そういうエネルギーには、やはり敬意を払うべきでした。

次に、ものすごくいい作品をつくりだすかもしれない可能性を持った人たちに対しては、まず尊敬してから、話をしなければなりません。
そう未来を信じなければ。

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