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2005年12月12日 (月)

思い出ベンチ

DSC00392 最愛の代々木公園に、ベンチが増えていた。
二人がけの、品のいい木のベンチ。
噴水のまわりにズラリとならんでいる。
いぜんは、五つか六つが並んでいただけだったのだが、それが一気に増えていた。
かなり前に増えていたらしいが、いつも目にふれているからこそ、気づかなかったようだ。

増えたベンチには、小さな金属のプレートが張りつけてあり、『思い出ベンチ』というタイトルがあり、それぞれにメッセージが書かれている。

DSC00393 それを一つ一つ読んでいく。
故人の思い出もあれば、全世界へのメッセージもある、百年以上も前の人物に捧げたものもあった。
いくつもの物語が、一つのベンチから想像できた。

これはすごくいい企画だ。
たぶんこれは個人が、公園に寄贈したベンチなのだと思う。
寄贈したい人にとっては、自分の思いのこもったベンチが公園にあって、それで憩う人がいると思うだけで、なんだか心があったかくなれる。
公園にとっても、ボランティアで公園の備品が補えるのだから、こんなにいいことはないだろう。

以前、他の公園でも、このようなベンチに座ったことがあった。
日比谷公園だったっけ。
たしか、カナダの公園でも、同じようにメッセージのプレートが張ってあるベンチに座った記憶がある。
ベンチを公園に贈るということが、いろんなところで行われているのかもしれない。

これはただベンチを贈るということではないような気がする。
一つ一つのベンチには、物語があるからだ。

ベンチを贈る人は、物語を贈っているのだ。
われわれは、ベンチに座るたびに、その物語をお尻と背中で感じることになる。
これぞ体で感じる物語だ。

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コメント

こんにちは。これは東京都の「思い出ベンチ」という事業なんですよ。今年度もまだ募集中ですので、最愛の代々木公園に熱いメッセージ付きベンチを残されてはいかがですか?ちょっ~とお値段が張りますけれども(^^ゞ)。

http://www.kensetsu.metro.tokyo.jp/omoide/

投稿: いたがき | 2005年12月12日 (月) 18時21分

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