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2006年2月 4日 (土)

コミュニケーション不足

いま、演劇専攻の高校生のための卒業公演の稽古中だ。
新作書き下ろし、二時間の長編。
たいへんな作品に挑戦しているのだが、稽古時間は限られている。

そんななかで高校生たちは、懸命にがんばってくれている。
僕も、全力投球。
脚本も稽古をしながら直していき、4稿までになりました。
ミュージカルシーンは、全面的に書き直して、作曲家に依頼していて曲のあがりまち。
かなり切迫してます。

そんななか、毎日、反省の連続です。
ぼくは、コミュニケーション能力をアップするために、インプロの技術とかつかってトレーニングをしてきたつもりなんですけど、僕自身のコミュニケーション能力にかなり問題があることを再発見してしまったのです。

高校生たちと、なかなかコミュニケーションがとれないなぁ、苦手だなぁと、心のなかで思っていたことが、感受性の鋭い彼らには、ちゃんとわかっていたんですね。
そのために、いろんな誤解が生まれていて、さらにコミュニケーションは難しくなっていく。
そういう悪循環に陥っていました。
稽古が思うようにすすまないことで、彼らの一部に不満がうずまき、ところどころで吹き出してしまいました。

芝居は、コミュニケーションのための道具なのに、こういう状態がおきてしまうということは、とてもいけないことです。
でも、トラブルが起きたときこそ、チャンスなんだ。
と、自分に言い聞かせました。
摩擦をおそれずに、その摩擦をなんとか溶いていくことが大事なんだと。

いま、高校生と年齢の近い役者さんたちにきてもらって、芝居への取り組み方とか、つくりかたとかをふくめて、彼らによりそってもらうようにしました。

せっかちな僕が、高校生にかみ砕いて話してやれなかったことを、彼らは丁寧に彼らに伝えようとしてくれます。
高校生のほうも、新たな刺激として、それを受け入れてくれたようです。

理解できれば、能力のたかい若者たちは、ぐんぐん伸びてくれるはずです。
稽古時間は限られているけど、きっといい舞台になるはず。
期待感は、ぐんぐん増していきます。

そんな稽古場に、いまから出発してきます。

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コメント

ジャッキーさんの前向きで真摯な思いが伝わって来るようです。本当に、苦難や行き詰まりは飛躍のためのスプリングボード、境遇はその人の心のとおりに変わっていくものですよね・・・?!

絶対的信頼の元に高校生を信じ切ること・・・。素晴らしい舞台ができあがりそうですね!!

投稿: ゆみりん | 2006年2月 4日 (土) 11時07分

なんてこった!ディスコミュケーションこそがコミュニケーションなんだ!と言った先人がおりました。あああ!私も今、産みの苦しみです。産むとはそのものと「他者の関係になること」他者になったとたんのコミュニケーションはあらかじめの他者とのそれよりもずっと難しいでね?がんばれーーーー!

投稿: mizuki | 2006年2月 8日 (水) 02時47分

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