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2006年3月18日 (土)

八王子脚本教室4回目

八王子脚本教室4回目

八王子に特急券買って、あずさで行くなんて、ありえない!
との友人の助言にしたがって、今回は、はじめての京王線に乗ってみることにした。
新宿発の準特急ってやつに、ワクワクして乗ってみる。
すると、なんじゃこりゃ~~。
満員ギュウギュウの通勤列車じゃー!

なんせ毎日が夏休みの、おきらく脚本家は、通勤列車には慣れておりません。
まわりを見わたせば、コート姿の中年サラリーマンたちが、防音ヘッドオンと文庫小説で武装し、いたって快適そうにこのギュウギュウすし詰め状態を、楽しむ余裕すらみせているではないですか。
また、勉強させていただきました。

途中からは空いてきて、残りの八王子までの二十分くらいは座って行くことができたのだった。
なるほど、JRより早かったような気がする。
しかし、今度は京王八王子駅前からの道順がわからん!
けっきょくJR八王子駅まで出てから、知ってる道をたどることに。
結局、いままでで一番時間がかかってしまったのでした。
約一時間半。家を出てからは二時間近くかかってしまった。
こういう通勤を毎日しているサラリマンの人たちがいるんだなと思い、尊敬の念にひたるのだった。

ついに、八王子脚本教室も4回目。残すところ、今回を入れて、あと2回です。
だんだん親しくなってきたので、このメンバーの顔を見るのも、あと2回。
人生、一期一会。
がんばるぞっと気合を入れてワークショップを始めるのだった。

○ウォーミングアップ
  きょうは名前覚えるゲームの一つで、『ヒットマン』というのからはじめる。
 これは説明するのがめんどくさいので省略。

 これをやりながら、今日はゲームという感覚について、参加者にわかってもらおうと、自分なりにテーマを設定した。
 ゲームって、いろいろな意味があるとは思うけど、脚本(プレイ)を書くためには、この『ゲーム』というのもキーワードになる。

  いつもゲームをしている気持ち。
 ワクワクするような緊張感を楽しむ感覚。
 それを維持しながらストーリーをつくっていくこと。
 まず、これが大事です。

 そこで『だるまさんが転んだ』を、全員でやることにする。
 中学生から、六十代までが一緒になってやる、だるまさんが転んだ。
 部屋の隅からスタートとして、反対側の鬼にタッチするまで。
 こんな光景、見たことない。
 六十代の人にとって、だるまさんが転んだをやることなんて、たぶん何十年ぶりかだったろうと思う。
「みなさん、鬼にむかって止まってるときに、少しでも前に進もうとする、ワクワク感を大事にしてくださいね」
 そう声をかけながらやる。
 鬼に名前を言われた人は、もとの場所にもどって何回でもチャレンジするというルール。
 人は止まっている時も、内側では激しく気持ちが動いているんだということを、また解説。
 ドラマでも、大事なことは、人間の内側の気持ちが動くこと。

 次にもう一回、途中に障害物を置いて、おなじゲームをやってみる。
 すると、さらに面白くなる。
「ここで、一回目の講義を思い出してくださいね。ドラマも、トラブル(障害)が多ければ多いほど面白くなるんだって行ったでしょう。これがゲームなんですよ。お芝居も、同じなんです!」
 と、解説。
 みなさん、納得。

○書いてきたストーリーを、演じてみる。
 前回出した課題の短いシーンを何人かの人が書いてきたので、それをさっそくやってみることにする。
 なかなかいいシーンがいくつかできていた。
 そのシーンを、作家が指名した人に演じてもらうのである。
「だれか、これを演じてくれる人いませんか?」
 そう声をかけてみるが、なかなか手をあげてくれる人はいない。
 そりゃそうだよね。この講座は脚本講座で、人前で何かやらされるなんて思いもよらないことだろうし。
 でも、戯曲を書くということは、それを他人に読んでもらうということである。
 他人に、そういう緊張を強いるということなのだ。
 自分で、それを読んでみたり、自分の書いたセリフを人が声に出して読んでいるのを聞くのは、とても大事なエクササイズなのである。

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コメント

>まわりを見わたせば、コート姿の中年サラリーマンたちが、防音ヘッドオンと文庫小説で武装し、いたって快適そうにこのギュウギュウすし詰め状態を、楽しむ余裕すらみせているではないですか。
また、勉強させていただきました。

そうなんですよね〜。悪い方に考えれば、「ものすごい近くにいる他人を、他人とさえ思わずにいる」なんですけど、もうあの状態だと、「誰かいる。お互い嫌だろうけど、あまり神経質にならずに、揺れに任せてちょっとは寄り掛かり合おう。」ぐらいになって、まさにボウフラ状態で満員もどこ吹く風でいる中年男性を見ると、ちょっと「かっこよさ」さえ感じます。

でも精神的には園田マンの仕事だってそうだと思う。

ものすごい、接近戦ですよ。精神的な。だけど、お互いやりたいことがあって、向かってく駅も一緒で、そういう下地が一緒だって分かってるから、ガシガシ来ても、どこか安心していられるんだと思います。とか、甘っちょろいこと言ってますかね、やっぱり。

なんか長文書いちゃいました。

失礼しまつ。

投稿: イワ | 2006年3月18日 (土) 14時23分

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