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2006年4月19日 (水)

ローリング・ドラマ・ツアー3

ローリング・ドラマ・ツアー3回目

 我が家で再開した、ローリング・ドラマ・ツアーも三回目。
 今回は、また新顔登場。
 役者と劇作をやってる4郎と、笑顔のテロリスト脚本家のKキングだ。
 EY君、マリ王、A美、K猫と、今回は総勢7人。椅子が足りなくなったので、一つ買ってきてもらった。

 初対面の人もあったので、雑談しながら自己紹介してもらったあと、今回は僕が考えたプログラムをやってもらう。
 今日は、ストーリーを発想するための、ちょっとしたウォーミングアップをかねたエクササイズ。

○主人公になりそうもない人物を、三人考えてみよう。

 これを五分間考えてもらう。(あまり考えこまないことが大事。頭の中に浮かんでくる人物を書いていくこと)
 出席したメンバーが一人につき三人ずつ書くわけだから、僕のをいれて合計21人の人物が設定されることになる。
 そこには、さまざまなものが書かれていた。
 例えば、寝たきりの老人、死人、なんにも興味を持たない人、バナナしか興味がない男、うちのオヤジ、ナルシストの殺人鬼、二重人格の内側の人、レジーうちのおばちゃん、などなど。

 ここで気づくのは、主人公になりそうもない人物というのは、実はもうその時点でものすごいトラブルを抱えた存在が多いということ。
 そして、あまり考えずに書いた、これらのキャラクターのなかに、それぞれの作家が抱える潜在的な興味が浮き彫りにされてしまうということ。
 やはり作家は、知らず知らずのうちに自分を表現してしまうものらしい。

○次に、今書いた人物の中から一人を選んで、その人物を観客が好きになるためには、どういうことをさせたらいいかを三つ考える。

 これも五分間。
 これもいろんな方法が考え出された。
 ちなみに僕が選んだのは、寝たきりの老人。
 この人物に観客を感情移入させるためには、どんな方法が考えられるか。

1、寝たきりだけど、起き上がろうとがんばってるところを見せる。(ベッドから落ちてしまう)
2、いじわるな看護士にいじめられる。(同情を引く)
3、だめな息子に保険金をかけられて邪魔者扱いされる。(やはりこれも同情を引く手だね)

 もっと他にもいい方法は、いろいろ考えられると思うけど、とりあえずこの三つが頭に浮かんだ。

 それぞれの参加者たちの、メモにも、それぞれ三つずつの方法が書かれた。
 これは、どれが正解で、どれが不正解ということはない。
 それらのことを検討していくなかで、いくつものドラマの可能性が浮かび上がってくることに、最大の目的があるわけだ。

 フィールドワークとしては、各参加者に、21人キャラクターのなかで、どれが一番、気を引かれたかをアンケートしたら、まったくちがう結果が出た。参加者7人が、ほとんどがバラバラの結果。
 つまり観客としては、主人公の好みは、バラバラであるということがわかった。

○次に、どんなドラマが生まれそうかを、全員で話し合う。
 いろんな意見が出て、いくつものドラマのタネが生まれた。

 体感脚本講座の特別バージョン、ローリング・ドラマ・ツアー3はこうして今日ももりあがったのだった。
 また来週もやるぞ!

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コメント

すんごい面白かったので内緒にしておいてください。

投稿: イワ | 2006年4月19日 (水) 20時44分

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