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2007年3月 6日 (火)

物語のラストについて

ひさしぶりに映画館のはしごをした。
新宿に新しくできたバルト9というシネコンで、ケビン・コスナーの『守護神』
つづいて、歌舞伎町に移動して、アンディ・ラウの『墨攻』。
両方のタイトルあわせて、漢字五文字。
漢字つながりの、映画鑑賞でした。

両方とも、けっこう面白かったなぁ。

で、今日は、この二本を題材にして、映画の終わり方について書いてみたいと思います。

『守護神』の脚本は、ハリウッド式(そんなものがあるとしたらだけど)の典型的な構成法にもとづいています。
観客の期待を裏切らないのが、この法則にもとづいた脚本のいいところなんだけど、逆にいえば、ちょっと映画を見慣れた客には、先が読まれてしまうというのが、弱点です。
 まぁ、王道といえばそうなんですけど。先を読まれても、それがどうしたっていうくらいの、迫力と勢いで乗り切るのが、ハリウッド映画です。
 物語は、これしかないだろうという形のラストを迎えることになります。(見てない人のために、詳しくは書きませんけど)
 たぶん脚本家は、この脚本を書き始めたときに、このラストを想定していたはずです。
 そこに向かっていく構成になってます。
 しかし、そのラストが観客にできるだけバレないように書き進めるわけです。
 そうはならないよ、ならないよって、観客にささやきながら。
 で、見終わったときに、やっぱそうなったかァ、って思われるのは、オッケーなわけ。

 そこで、今回の覚書。
『王道のラストに向かうときは、そうならないよっていうふりを、直前まではしておかなけれならない』
 うん、これは覚えておいて損はないぞ。

 で『墨攻』の方は、脚本家がラストをかなり悩んだんじゃないかなと思う終わり方をしています。
 この作品は、原作があるので、それがどうなっているのかを僕は知らないので、あくまでもこれは僕の推測ですけど。
 観客の立場からすると、いまひとつスカッとしない終わりかたなんですよ。(詳しくかきませんけど。見てもらえばわかります)
 純粋のこの映画が伝えようとしているテーマを押し出すためには、この終わり方は、正しい終わり方だとは思うんですけど、エンターテイメントとしての終わり方は、もう一つの終わり方をしてもよかったのではと考えました。
 脚本家も演出家も、ここにはかなり悩んだんじゃないでしょうか。
 いち観客としての僕は、もう一つの終わり方をして欲しかった。もしくは、観客にゆだねる終わり方もあったのではと思いました。
 はっきり書いてないので、なんだかよくわからないかたもいらっしゃるとは思いますが、ごめんなさい。

 とにかく物語は、ラストが大事です。
 ラストしだいで、お客が気分よく劇場を出れるかどうかが変わります。
 脚本書くときは、このことを覚えておきましょう。

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コメント

映画鑑賞って、いいですよね★

最近はなかなか時間がなくて見に行く機会がないですが
おもしろそうなタイトルがたくさん上映されているので
近いうちに見に行こうと思っています。

先日の記事も読ませていただきましたが
作品づくりにおいて、とても参考になりました!

現在、ポケモンのオリジナル長編小説を
書いているので、今回教えていただいた事を
基にして作品づくりをしていこうと思っています。

夏の映画も、楽しみにしています♪

投稿: Taka☆ | 2007年3月 6日 (火) 15時55分

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