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2007年3月 8日 (木)

ちょっと傲慢

昨日の出来事。
締め切りのない生活も、たったの三日で終わった。
子供のための芝居の台本に、大きな直しをしなきゃならなくなってしまいました。
自分では傑作書いたつもりだったけど、読み直してみると、たしかに演出家さんの言う通り、わかりずらいところが見えてきた。
こりゃ、直さないといけません。

また、書いては書き直しの日々の始まりです。

でも、ここでどれだけ粘れるかに、芝居の出来がかかってきます。
出演者たちは、稽古期間にみんなで、がんばらなければなりませんが、脚本家は稽古が始まる前に一人でがんばるのです。

でも、締め切りって、必要なんだよね。
期限があるからこそ、そこに向かっていく集中力も出てくるんです。

初稿よりも、さらに台本をみがきあげて、傑作に近づくために、また書き直すチャンスをもらったと思ってがんばるぞー。
脚本家は、つねに前向きでなければやっていけないのだ。

夜は、若手の劇団の芝居の公演を見に行った。

物語は、閉塞感のなかでしだいに狂っていく日本人たちの姿を描いたもの。
口語体のたんたんとした一幕物。

やりたいことはわかるけど、はっきりいって、ちょっと退屈だった。
そこにはドラマ的なものがあるんだけど、それがうまく伝わってこない。
もったいなかったなぁ。

芝居、演劇という、『言葉』で、お客とどうつきあおうとしているのかを、僕らは明確にする必要がある。
それはどんな表現をしている人にとっても通じることだろう。
見に来るお客との関係性なんか、どうでもいいと考える人もいるかもしれない。
でも、きっとそこを一度考えてみることは、僕らにとって大事なことなんだ。

僕は、お客さんと、一瞬でもいいからつながりたい。
同じ思いを抱いて欲しい。
傲慢かなぁ。
脚本家なんて、自分の思い描いた映像を、人に見せたいと思ったときから、すこし傲慢なんだ。

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コメント

~一瞬でもいいからつながりたい
同じ思いを抱いて欲しい~

それを狭く実現しているのがブログなんだと思っています。

ジャッキーさんはもっと多くの方とそれが出来るすばらしい職業をされているんですから、もっと自信を持っていいのだと思います。

偉そうなこと書いてしまいました。
ごめんなさい。
でも本当にそうだと思っています。

投稿: なるみ | 2007年3月 8日 (木) 17時29分

「傲慢」を裏返せば「願い」なのだと思います。
『お客さんと、一瞬でもいいからつながりたい。同じ思いを抱いて欲しい。』という純粋な心は
決して傲慢ではないと思います。
脚本家の皆様が、伝えたい想いを作品に表現される…その想いを私たちが鑑賞し受けとめる。
感動・共感を覚えた瞬間に心のキャッチボールは
成立し繋がると思います。
もしかしたら、ジャッキーさんと繋がっていたいという強い願いなのかもしれません。
これは、まぎれもなく傲慢な願い…

投稿: ゆみりん | 2007年3月 8日 (木) 21時59分

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