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2008年2月25日 (月)

公演終了

東放学園高等専修学校5期生の卒業公演『トビラ』は無事に終了しました。
ありがとうございました。
三日間で、四百名以上のお客さまに来ていただき、本当に感謝しています。
一週間前には、人に見せられるものになるのかどうか不安でしたが、結果的には、すばらしい仕上がりになりました。
見ていただいた方たちには、よろこんでいただけたのではと思ってます。

終演後に、高校生たちから花束をいただきました。
うれしかったなぁ。

僕が、高校生たちと芝居をやる動機は、少しでも身近の人たちを変えることができたらと、だいそれたことを思ったからでした。
芸術家として作品をつくるからには、その作品が、どのような形でも、受けての人たちの心にかかわれたらと思っているわけです。
脚本や、小説という、間接的に人と関係する媒体だけではなく、じっさいに人と交わりながら、おなじようなことをしたいと思ったのでした。

芝居をするということは、自分ではない人がつくったセリフを、自分の口で、自分の言葉として発して、それを聞くという行為が必然になります。

舞台で言葉をはっするとき、たとえそれが他人が書いたセリフでも、自分の言葉として言えなかったら、それはすごく不自然なセリフになってしまいます。
言葉を信じていなければ、いい芝居はできません。

僕は、高校生たちに、自分が発することになるセリフを、自分のものとして感じてもらえるようになったらと思っています。
今回の芝居でも、いろんな言葉を、彼らに言ってもらいました。
文字にするだけでも、照れくさかったり、口に出すのは、とても恥ずかしかったりする言葉の数々です。
ラストシーンでは、こんなセリフを彼らは口にします。

夏子「きっと、未来は変わる……」
弥生「あたしたちが、夢見るように」
初音「きっと、未来は変わる」
和音「あたしたちが、信じるように」
睦美「きっと、未来は変わる」
秋子・夏子・睦美・弥生・五月・初音・和音「あたしたちが、望むように」

僕は高校生たちに、この言葉を信じて卒業して行って欲しかったんです。
この言葉たちを、本気で言えた彼らの中では、きっと何かが変わったんじゃないかと思います。
最初の稽古では、どうしても照れくさくて、言えなかった言葉を、本気で言えたんですから。

僕も、彼らのおかげで、いい脚本が書けました。

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