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2008年2月27日 (水)

恋する妊婦

風間杜夫と小泉今日子主演の舞台『恋する妊婦』を見てきた。
作演出は、岩松了。劇場は、シアター・コクーン。

鳥栖出身の女優、西山水木さんと一緒にでかけた。
西山さんは、実は、僕の鳥栖高校の同級生。
彼女が舞台の道に進んでくれたおかげで、僕もたくさん舞台関係者と知り合いになった。
持つべきものは友人だ。
今回も、西山さんに誘われたのだった。

作家の岩松了さんは、演劇界ではひっぱりだこの人気作家。
独特の語り口を持っている。
僕は今まで見る機会がなかったので、楽しみにして出かけたのだった。
キャストも豪華だ。
風間さんや小泉さんの他にも、大森南朋や、鈴木砂羽、荒川良々、そして小劇場界の人気者が集まっている。
チケットがなかなか取れない状況になっているらしかった。

二階席でも一万円くらいするチケットが完売の状況って、すごいなと思う。
東京は、演劇好きの人でいっぱいだ。
僕の席は、二階席の前から二番目だった。
ここからでは肉眼じゃ、キャストの顔はほとんど見えません。
それでも舞台全体が見わたせます。

で、芝居の内容はというと、いま一つでした。
たしかに脚本は良くできていて、キャストも豪華なんだけど、二階席までには、なかなか舞台の雰囲気が伝わってこないんですよね。
きっと客席の前の方の人たちにとっては、すばらしい出来だったのかもしれませんけど。

これはひとえに、今回の芝居の内容と演出が、小さな空間向きのものだったからじゃないかと思いました。
人間のリアリズムを基本にした演出だと、遠くまでは、どうしても届かないんですよね。

その証拠といってはなんですけど、芝居の劇中劇で、役者たちが大衆演劇の時代劇をやってくれるんですけど、そのシーンの方が、二階席からは断然光って見えてしまっていました。
やはり昔からの大衆演劇の方法のほうが、客席への訴求力が大きいということを、実感したわけです。

あくまでもこれは僕の独りよがりかもしれませんけど、リアリズムの手法は、小さな劇場でこそ有効なんじゃないかと思いました。
今回の芝居は、コクーンという大劇場には向いてなかったんじゃないかと。

リアリズムの芝居は、小さな小屋が向いている。
昨日見た、『ゲアリーズ・ハウス』が五十人も入れば一杯になる劇場でやっていたから、なおさらそう感じたのかもしれません。

終演後に、近くの居酒屋で、風間さんや、西山さん、山崎ハコさん、田中利花さん、風間さんのマネージャーの川村さんたちと食事をご一緒することができた。
芝居の話しでもりあがる。
山崎ハコさんからは、新作のCDをもらってしまいました。
出会いを作ってくれた友人に感謝。

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