脚本の極意4回目
ウワー、大変だぁ。
トラブルだぁ。
トラブルをいかにつくれるかが、脚本のおもしろさだって、いい過ぎたのかも。
って、脚本家にとって最大のトラブルは、締め切りでしょう。
それさえクリアできゃば、おれは成長できるのだぁ。
クライマックスを迎えることができるのだぁ。
そんなことを、ブツブツいいながら、焦ってます。
そんなときに限って、予定がはいっていたりして、ドタバタしてます。
昨日は、芝居を見に行く約束を、仕事していてど忘れしていて、劇場に遅れていくという失態を演じてしまいました。
でも見た芝居は、当たり!
脚本家仲間の、土屋くんが、脚本演出の『円』の舞台。
『梅津さんの穴を埋める』(円スタジオ)
おもしろかったです。
29日までやっているので、みなさんぜひ見に行ってあげてください。
円の役者さんは、声優さんとかやっている人も多いので、アニメとかたくさんやってる、ぼくとしては何となく親近感がありました。
で、昨日につづいて、『脚本の極意4回目』でーす。
スターウォーズの第一作の分析と解説だよ。
経過時間47分(テレビの特別編をもとにしてます)
○悪の巣窟といわれる港町に行くルークたち。
テレビで放送された特別編では、この宇宙港町の点描風景は、あとから追加されたもの。
CGの技術が27年前の製作当時にはまだ未熟だったわけ。
今は、いろんなことができるようになった。監督のイメージを忠実に再現するのに、CGはすごく便利。
○なんで、港にいくのかの理由が、このテレビ版では、抜けてしまっていた。
宇宙に旅立つために、船とパイロットを探しにいったはず。
○酒場で、オビワンのすごさを紹介。
極意その10……映画は、映像で説明するメディア。キャラクターの説明は、セリフではなく、行動で見せること。ここでは、老人がライトセーバーで悪人を切って捨てるという意外性を使っています。
52分30秒
○ハンソロ登場
金のために動く、自由きままな凄腕パイロット。
いわゆるアウトローキャラ。
ジャバザハットに賞金をかけられて、命を狙われているというところを、西部劇風のパターンで紹介。(ハンソロのトラブル)
サブキャラ作りの極意を思いだしてください。
○ソロとジャバのシーン(ハンソロのトラブル)
ここは、テレビ版で追加されているもの。
ジャバをCGでつくり、合成している。
このあたり、ちょっとたるいのは、そのせい。監督は、新しい技術を使ってみたかったんだと思う。
60分
○ハンソロの船で飛び立つルークたち。
帝国軍は、R2を追っていて、攻撃してくる。(トラブル)
63、50秒
○帝国軍の戦艦に追いかけられるハンソロの船。(トラブル)
しかし、ハイパースペースに逃げ込む。
64、40
○デススター登場(真打ち登場って感じ。ためにためて、いよいよ出てくる、大物悪役ってとこだね。)
ダースベイダーのバックにいる、黒幕ターキー総督。
見せしめに、オルデラン星をデススターで破壊すると宣言する。
大ボスの力のすごさを観客に見せておく。(最大のトラブル)
(敵が強ければ強いほど、それを倒した時に、ヒーローは輝くことができるのである。これは、プロレスの演出でも、よく使われてますな)
○宇宙船で、目的地オルデランに向うルーク、ハンソロ、オビワンたち。
ルークとハンソロは対立する。(葛藤、トラブル)
ルークは、フォースの練習をして、その才能の片鱗を見せる。
ハンパースペースを抜けて、オルデランが破壊されていることを知る。
デススターと遭遇して、主人公たちは、敵の大きさを知る。
デススターに、とらえられてしまう、ミレニアム号。(トラブル)
レイア姫を処刑しようとしていた、総督とダースベイダーは、姫にまだ使い道があると判断する。(トラブル)
76分30秒
○船に隠れているルークたち。(トロイの木馬作戦!?)
ダースベイダーは、長い間忘れていた何かを感じると言う。(次の作品へのふりですね。実は、ダースベイダーは、ルークの父親だったという事実が次回作でわかるわけだから)
79、30
○作戦成功。デススターの制御室に入り込むことに成功。
オビワンと別行動することになる。トラクタービームの電源を破壊に向かう、オビワン。
ルークは、R2を守って、反乱軍にとどける目的を優先。
○対立するルークとハンソロ(葛藤)
R2がレイア姫がいることをつきとめる。
一目惚れしている、ルークは、すぐに助けにいこうとするが、ハンソロは関係ないと断る。(トラブル)
ハンソロを金でつって力をかすようにしむけるルーク。
ここにも、大きなプロットポイントがあります。
今まで、自分の意志では行動していなかったルークが、はじめて、自分の意志だけで行動を開始します。(姫を助けに行くという自発的行動)
ここをさかいに、前半のルークと、後半のルークとは大きく変わっていくわけです。
極意その11……主人公は、自らの意志で、事件を解決に導かねばならない。
83分
○チューバッカを捕まえたふりして、姫のもとにいそぐ、ルークとハン。
喧嘩しながらも、同じ目的のために突き進むという、いわゆるバディ物のバターン。
しかし、敵に見破られて、戦闘になる。(トラブル)
ムチャクチャやって、切り抜ける。
86、30
○姫を発見するルーク。
なぜか、姫は、挑発するようなポーズで寝そべっている。
このあたり、監督の狙いがわかるよね。(どういう狙いなんだよ!? 主人公の下心をくすぐるつもりか……その通り。人間は、高尚な目的だけでは、行動しないということを、観客の多くは、知っています。主人公が、正義のためとかいう、高尚な理由で動いているのではなく、レイア姫への恋心という、下心で動いているのがわかるから、観客は、このルークの一連の行動を、本能的に理解できるわけです)
○ダースベイダーが、ベンケノービがきていることを、フォースの乱れで感じ取る。ここで、ダースベイダーがジュダイの騎士の生き残りであることを説明。(トラブル)
90分
○姫を連れてにげるルーク、ハン、チューたち、追手と戦闘。(トラブル)
○勝気なレイア姫のキャラクターの説明。
ハンと口げんかして、脱出の手口を指導する。ダストシュートに飛び込む。
○ダストシュート内に、モンスターがいた。(トラブル)
壁にプレスされそうになる。(トラブル)
C3に連絡しようとしても、通じない。(トラブル)
R2が、プレスをやっととめる。C3とのいきちがいで、ちょっと笑わせる。
100
○オビワンは、電源を止めるための、工作をしている。すごく、高さのある場所。
○レイア姫と、ハンソロは、喧嘩する。(トラブル)
脱出するために、ファルコン号に向かう。しかし、発見されて、銃撃戦になる。レイアは、おとりになったハンソロの行動力に、ちょっと見直す。
○通路の橋がわたれないルークとレイア。しかも、発見されて撃ち合いに。(トラブル)
○姫にキスしてもらうルーク。
姫は、お守りよと言うけど、あんまり説得力はない。なぜ、レイアがキスをしたのかは不明。少年を働かせるために、色気を使ったとも、とれる。あなどれんぞ、このレイア姫は。男を振り回すタイプなのかも。
105
○ダースベイダーとオビワンが対決する。
ダースベイダーは、かつては、オビワンの弟子だったと、自分で言っちゃったりする。そして、オビワンは、たとえ倒れても、永遠の力で、よみがえると、自分で宣言。ダイアログとしては、かなり強引な展開だ。
○オビワンが、敵を引きつけている間に、ルークたちは、船に乗り込んでいく。
ルークの目の前で、オビワンは、自らダースベイダーの剣に倒れる。
108
○脱出に成功するファルコン号。
このスターウォーズの分析も、次回の5回目で終了です。
最後まで、おつきあいしてくださいね。
さて、いよいよライブ版体感脚本講座の開始が近づいてきました。
六月二日が、第一回の予定。
どんなメンバーが集まるんでしょう。
どんなことをやりはじめるんだろう。
その報告も、ここで書きたいと思ってます。
お楽しみに。
そのまえに29日は、ELITEのパーティ。
みなさん、どしどしコンタクトしてください。
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