映画・テレビ

2008年3月18日 (火)

バンテージポイント

友人からすすめられたので、映画『バンテージ・ポイント』を見に行ってきた。
サスペンススリラーアクション映画。
監督、ピート・トラビス  脚本、バリー・L・レヴィ
出演、デニス・クエイド、マシュー・フッォクス、フォレスト・ウィテカー、ウィリアム・ハート、シガニー・ウィーバー。

面白かったァ。
大統領の暗殺計画とその実行を、8人の視点から描くという、ちょっと変わったスタイル。
今までもこういうスタイルの映画は、いくつかあったけど、8つの視点がラストに向かって盛り上がっていくサスペンスアクションを堪能しました。
『24』とか好きな人やアクション映画ファンには、おすすめですねー。

こういう映画を見て思うのは、やっぱり自分はアクション映画が大好きなんだということ。
ほんと好きです。
もうすぐ公開される『ランボー』とか『インディ・ジョーンズ』とか、絶対見に行きますね。
スタローンも、ハリソンもたぶん60歳過ぎてるはずなのに、がんばってるなぁ。
老人アクションムービーだよね。

でも、往年の大スター、ジョン・ウェインも老境に入って『マックQ』とか、『ラスト・シューティスト』とかアクションにこだわってがんばってましたよね。
アクションでスターになった人は、最後までアクションにこだわって欲しいと思うのが、観客の願望なんでしょうね。
その願望に応えるのが、スターなんでしょう。

僕もアクションにこだわって脚本書いて行きたいと思います。

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2007年12月29日 (土)

スーパーの女

51xm30gnjel_aa240_1 NHKのBSでやった『スーパーの女』を見ました。

監督脚本・伊丹十三、主演・宮本信子

  公開は十一年前。なぜか見逃してました。
  いやー、面白かったなぁ。
 脚本が良くできてます。もちろん演出も見事。
 いまさらながらに伊丹監督に拍手です。

 今年は食品偽装問題に揺れた年でしたが、この『スーパーの女』には、偽装問題の核心が見事に描かれていて、ものすごくタイムリーでした。
 この映画を見ていたら、食品偽装なんてしちゃだめだってこと、誰にでもわかるのに。

 偽装問題とかを別にして、一本の映画として、エンターテイメントだし、笑えるし、痛快だし、言うことなしでした。
 脚本の構成は、ほんとにお手本になります。
 このままハリウッドでリメイクしても、十分当たると思うなぁ。
 ただし、アメリカと日本では、スーパーの実情がかなり違うとは思いますが。

 クライマックスへの持っていきかたが、少々強引な気もしますが、映画的なしかけとして観客を楽しませようという、作り手のサービス精神があるので、まったく気になりません。
 いや、逆に、こうでなきゃって感じです。

 エンターテイメントとは何かを、教えてくれる作品の一つですね。

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2007年5月 6日 (日)

ミステリー映画

市川崑監督が撮った、横溝正史原作のミステリー映画シリーズをNHKのBSで放送していたので、4本たてつづけに観た。
七十年代に制作された当時にも、劇場で観ていたのだが、あらためて見直すと、いろいろと感じるところも違う。ストーリーも、ほとんど忘れていたので、新作を観るように楽しめた。

ミステリー映画というのは、脚本家としては一度は書いてみたいジャンルだ。

観客に、犯人探しのゲームをしかけつつ、ドラマとしても、しっかりとした作品を書く。
これは脚本家にとって、最大のチャレンジの一つだろう。

市川監督の、映像美あふれる映画の数々を観ていると、そんな思いがたかまってくる。

実は、僕はミステリー小説が大好きで、子供のどきから一番読んでいるジャンルなんです。

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2007年3月13日 (火)

タイムマシン

昨日は、映画を見た。
『バブルへGO』
新宿バルト。

バブル時代の雰囲気はよく再現してて、現代から過去にもどった女の子とバブル男のギャップコメディは面白かった。
ただ元SF研究会の僕としては、タイムパラドクスの問題とかどう解決するのかと期待していたんだけど、そのあたりはあっさりしていて、ちょっと食い足りなかった。

主演の広末涼子は、よかったなぁ。きれいだし、ダンスも見せてくれる。
その他のキャスティングもいい。
面白くなる要素はたっぷりなのに、もう一つヒットしてない雰囲気なのは、なぜなんだろう。(ヒットしてたらごめんなさい)

タイムマシン物は、大好きなんだよね。
やっぱり時間を越えて、別の時代に行くって、永遠のロマンだし。
大好きなネタだから、応援したいんだけど、好きだからこそ、あらも気になったりして。

脚本家としては、そこを考えてていくと、今度は自分で書くときのヒントになります。
作品を観て、不満に思ったところは、その作品からの貴重なアトバイスだと思って、きっちり覚えておきたいもんです。
この作品からも、いただくところはたくさんありました。
サンキュー。

追加。
DVDで、かつて岡本喜八が日本テレビで作った戦争アクションドラマの『遊撃戦』を見た。
日本軍のはぐれ者部隊が、中国で大暴れするというもの。
今じゃなかなかこういう作品は作れないかも……。
でも、面白かった。
脚本も、意図がはっきりしていて、しぶいっす。

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2007年3月 6日 (火)

物語のラストについて

ひさしぶりに映画館のはしごをした。
新宿に新しくできたバルト9というシネコンで、ケビン・コスナーの『守護神』
つづいて、歌舞伎町に移動して、アンディ・ラウの『墨攻』。
両方のタイトルあわせて、漢字五文字。
漢字つながりの、映画鑑賞でした。

両方とも、けっこう面白かったなぁ。

で、今日は、この二本を題材にして、映画の終わり方について書いてみたいと思います。

『守護神』の脚本は、ハリウッド式(そんなものがあるとしたらだけど)の典型的な構成法にもとづいています。
観客の期待を裏切らないのが、この法則にもとづいた脚本のいいところなんだけど、逆にいえば、ちょっと映画を見慣れた客には、先が読まれてしまうというのが、弱点です。
 まぁ、王道といえばそうなんですけど。先を読まれても、それがどうしたっていうくらいの、迫力と勢いで乗り切るのが、ハリウッド映画です。
 物語は、これしかないだろうという形のラストを迎えることになります。(見てない人のために、詳しくは書きませんけど)
 たぶん脚本家は、この脚本を書き始めたときに、このラストを想定していたはずです。
 そこに向かっていく構成になってます。
 しかし、そのラストが観客にできるだけバレないように書き進めるわけです。
 そうはならないよ、ならないよって、観客にささやきながら。
 で、見終わったときに、やっぱそうなったかァ、って思われるのは、オッケーなわけ。

 そこで、今回の覚書。
『王道のラストに向かうときは、そうならないよっていうふりを、直前まではしておかなけれならない』
 うん、これは覚えておいて損はないぞ。

 で『墨攻』の方は、脚本家がラストをかなり悩んだんじゃないかなと思う終わり方をしています。
 この作品は、原作があるので、それがどうなっているのかを僕は知らないので、あくまでもこれは僕の推測ですけど。
 観客の立場からすると、いまひとつスカッとしない終わりかたなんですよ。(詳しくかきませんけど。見てもらえばわかります)
 純粋のこの映画が伝えようとしているテーマを押し出すためには、この終わり方は、正しい終わり方だとは思うんですけど、エンターテイメントとしての終わり方は、もう一つの終わり方をしてもよかったのではと考えました。
 脚本家も演出家も、ここにはかなり悩んだんじゃないでしょうか。
 いち観客としての僕は、もう一つの終わり方をして欲しかった。もしくは、観客にゆだねる終わり方もあったのではと思いました。
 はっきり書いてないので、なんだかよくわからないかたもいらっしゃるとは思いますが、ごめんなさい。

 とにかく物語は、ラストが大事です。
 ラストしだいで、お客が気分よく劇場を出れるかどうかが変わります。
 脚本書くときは、このことを覚えておきましょう。

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2007年3月 2日 (金)

ドリームガールズ

映画『ドリームガールズ』を見てきたぞ。
60年代のモータウンレコードやシュープリームスを題材にした、ミュージカル舞台の映画化。
ミュージカル好きとしては、行くしかありません。

ショービジネスの舞台裏と、歌にかける人間たちを、うまく脚本におりこんでいて、ちょっとやられたって感じ。
そしていまさらながらに、ボーカルの力を感じました。
とくにアカデミー助演女優賞をとった新人のジェニファー・ハドソンの歌唱力はすごかった。
圧倒されました。

脚本の視点から見ると、うまく歌を構成しているのに感心。
孤独を歌いあげているシーンのあとに、ちゃんと拍手が聞こえても自然なように構成してたりするところも、小技きかせてるな、にくいよって感じ。

エディ・マーフィが、ソウルスターを演じてるんだけど、彼だけがスター過ぎて、映画の登場の中の登場人物というより、エディがパロディでやっている風に見えてしまったのは、僕だけでしょうか。

映画の前に、去年高校で卒業公演を一緒にやって、専門学校にすすんだ子が出演している、発表会を見に行ってきた。
芝居自体は、ちょっと難しい脚本だったので楽しめなかったけど、教え子たちはこの一年で成長している姿を見せてました。
あの子が、ここまでできるようになったかぁ。
感慨を胸に芝居を見てました。
まるで親の気分です。

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2006年12月21日 (木)

役者魂

『役者魂』は、フジテレビで放送中のドラマ。
シェイクスピア役者とマネージャーが、転がりこんできた子供たちと家族になっていくというホームコメディドラマ。
いちおうシェイクスピアファンとしては、見なきゃと思い、ここまで見続けてきました。

おとといの放送に、知り合いの役者さん、ヤマちゃんこと、山崎清介が出演してて、なんか嬉しくなってしまった。
ヤマちゃんは、知る人ぞ知る、日本でもっともシェイクスピアを愛する役者の一人。
独自の演出で、『子供のためのシェイクスピア』をずっとやりつづけている演出家でもある。

シェイクスピア俳優が主役のドラマに、シェイクスピアにかかわっている俳優をキャスティングした、スタッフのこだわりに、ニンマリです。

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2006年10月 7日 (土)

フラガール見たぞー

Fla03 『フラガール』
  見てきました。いやー、傑作でした。
 今年は、邦画の当たり年。
 フラガールは、もしかしたら今年一番のできかもしれない。
 涙そうそうとは、またちがった質の涙がこぼれました。
 さわやかな感動の涙っていうのかなぁ。
 こんな傑作を、若い監督に作られてしまうと、こまってしまいます。
  おれはいったい何をやってるんだってね。
 ほんと直球勝負で完投勝利って感じ。
 最大限の拍手を送ります。

Fla02  主演の松雪泰子さんは、わが出身地、佐賀県鳥栖市の出身。
  イェー。
  郷土の誇りの、大美人!
 うちの田舎は、美人が多いんだよねぇ。
 サガントスの試合にも、フラガールズが来て応援してくれないかなぁ。

 十数人のフラダンスガールズが出演してるんだけど、僕の教え子の一人が、そのメンバーに入ってました。
  去年から今年にかけて、映画の仕事に行ってるって聞いてたけど作品名までは聞いてなかったんだ。これに出てたとはねぇ。彼女も、見事なフラダンスを披露してました。こんないい映画に出演できて、ほんとよかった。

  いい作品を見ると、ほんと刺激受けます。
  おれも、がんばるぞーっ!

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2006年10月 3日 (火)

涙そうそう

『涙そうそう』
映画、見てきました。
沖縄を舞台にした、純愛映画。
平日の二時の回だったのに、渋谷の劇場は六割から七割入ってる感じ。
こりゃあ、ヒットですよ。

ストーリーは、ヒットした歌からイメージした通りのものでしたが、映画としてはすごくよく出来てました。
日本映画全盛期には、こういういい作品がたくさんあったような気がします。
予想していたストーリーではありましたが、予想以上に感動して、泣ける映画にしあがってました。
美しい沖縄の海の風景もすばらしい。

もちろん僕も泣きましたよ。
(ちょっとネタばれになるので、これ以降は注意して読んでね)

子役の女の子がすごくうまいので、その子が泣いて兄めがけて走るシーンで、もう涙腺が緩んでしまいました。
あとは、もう作り手側の意図通りに、涙ポロポロ。
一人で見に行ってよかったよ。
泣いてるところを、知り合いに見られたら、チョー恥ずかしいもんね。

Photo_1 長沢まさみの確かな演技力に驚かされました。
この19歳の女優さんの芝居をちゃんと見たのは、この映画が初めてだったんだけど、いい芝居をやってくれてます。
僕が監督だったら、『グッジョブ!』連発でしょう。

脚本も演出もすごくいい。
このところ日本映画が、ずいぶん盛り返してきているのを実感してます。
『UDON』も面白かったしね。

俺も負けずに、がんばりまーす。
だれか俺に実写映画の脚本を発注してくれー。
いいホン書くよ。
きっと。

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2005年7月26日 (火)

追悼・岡八朗

ネットのニュースにアクセスしたら、岡八朗さんの訃報が載っていた。

往年の吉本新喜劇の大スターだった人だ。
子供のころ、僕が住んでいた九州でも、毎週土曜日は吉本新喜劇が放送されていて、僕はそれを見るのが大好きだった。
そのとうじ、岡さんは、ほとんど主役を張っていて、得意のギャグで、僕を笑わせてくれていた。
僕にとっての吉本新喜劇は、岡八朗だといっても過言ではない。

関東に住むようになって、吉本新喜劇があまり見れなくなったのと、お笑いのスターたちも世代交代がすすんで、岡さんの姿を関東で見ることは、ほとんどできなくなっていた。
それでも、まだまだ元気でいらっしゃるのだろうと思っていたのに……

岡さんのギャグの一つに、自分のくぼんだ目をネタにしたものがあった。
オクメ。
自分の体の、あまりかっこうのよくないところを、逆手にとって、それを誇らしげにギャグのネタにする。
それは少年時代の僕にとっては、衝撃的なことだった。

自意識過剰気味で、自分と人とがちがうことが恥ずかしかったり、自分の容姿を気にするようになっていた僕には、岡さんのギャグは、信じられない光景だった。だが、それが面白いのだ。そして、それをしている岡八朗が、なぜかかっこよく見えるのだ。
そう、岡八朗は、ぼくにとってはヒーローだった。
岡八朗は、新喜劇のなかで、いつも恋をしていた。
そして、その恋は、たいていかなわぬことになるのだが、それでも岡八朗は愛すべき人物でありつづけるのだ。

すばらしい喜劇人が、また一人、鬼籍の人となった。
きょうは岡八朗のギャグを思い出して、もう一度笑いたい。

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